ニュースや雑誌、ツイートなどで目にする機会も増えてきたNFT。
時々聞くけど、NFTってどういうもの?
NFTはどんなメリットがあるの?
NFTを始めようと調べてみると、なんだか難しそう・・・
基礎的な知識と理解があれば、誰でも始められるのがNFTです。
この記事では、NFTの始め方に関する基礎的な知識や方法を解説しています。

500点以上のNFTトレーダーの私が現場からお伝えします!

そもそもNFTとは何?を簡単に解説します
NFTは、Non-Fungible-Tokenの略で〜と解説してます。

だからなに?と疑問になりますよね
知りたいのは言葉の意味ではなく、わかりやすい例えであったりメリットですよね。
NFTを触れていない人ほど、上記のような表現されてます。
実際にNFTを触っている人であればもっと簡単に解説できるはず。
はい、わたしなりに簡単に以下で解説します!
NFTを電子書籍の漫画に例えてみよう
例えば、電子書籍が読み終えたら中古として売れる仮定でお話を進めます。
大人気の漫画が、電子書籍で100ダウンロード分だけ新作を発売するとしましょう。
しかし、今回の新作はダウンロード・視聴制限がガッチガチにかかっています。
購入した人でないと絶対に中身が閲覧できません。
そんな大人気の電子書籍漫画。運よく友達が購入でき読み終えたので売ってくれました。
実は友達が買った漫画、中古で偽物だったのです。しかし友人もわたしも「本物」を知らないので「本物」と思っていました。
ですがそんなことは知らないあなたは、読み終えたので転売してしまいました。
後日、購入者から偽物だ!とクレームが入りました。結果として作家及び電子書籍出版社から著作権侵害等で訴えられる結果に・・・。

この話がNFTとどう繋がるの?
電子書籍の漫画がNFTだったら?
ここでは、いくつかNFTの特徴を「電子書籍の漫画」で伝えました。
NFTの特徴を簡単にまとめると次の3つ。
NFTのわかりやすい3つの特徴
- NFTは売買可能なデジタルデータ
- NFTは偽造できない技術
- NFTはトレーサビリティがついたデジタルデータ
トレーサビリティーはご存知ですか?牛肉などの食肉についたことでご存じの方も多いと思います。
トレース(追跡)とアビリティ(能力)をくっつけた造語で、直訳で「追跡可能性」とされています。
BSE問題で産地や生育の偽装などが行われたら危険だ!というのが主な理由だったかと思います。
牛の場合、どこで生まれて何を食べて育った牛なのか? いつ食肉に加工され、どんなルートでいつここについたのか?
そうしたわたしたちの口におさまるまでの記録を全て記録したデータです。
NFTも、まさにそうしたトレーサビリティー(追跡可能性)がデジタルデータに紐づいた技術のことです。
デジタルアイテムのトレーサビリティーが紐づいた技術=NFT
先ほどの電子書籍の漫画が仮にNFT化されていた場合、このような事態が発生しません。
詳しい技術的な話は割愛しますが、NFTにすることで偽造されないデジタルデータが紐つけされます。
そのため、「いつ・誰が・どのタイミングで・いくらで・誰に」の流通にまつわるすべてがいつでも誰でも見られるようになります。
誰がいつ作ったものなのか?いくらで値段をつけて誰にいつ販売したのか?それはいくらでいつ誰に転売されたのか?
そうした情報は、NFTであれば常に誰でも簡単に無料で調べることが可能な技術です。
NFT化された電子書籍の漫画だった場合、表紙の「画像」はコピーできても、中身は複製できません。
NFTとして今売買が活発に行われているのがPFP(Profile Picture)ですが、これも表面の「画像」はいくらでもコピー可能で実際に出回って販売されています。
しかし、中身(ユーティリティ・実用性)の部分はコピーできないため、使い物にならないばかりか、最悪のパターンはその偽物の中にウイルスを仕込まれている場合もあるので危険・・・!
ちょっと話が脱線しましたが、NFTはデジタルデータにトレーサビリティがついたと考えるとわかりやすいと思います。
デジタルにトレーサビリティーがついたNFTは何がすごい?
最初の電子書籍の漫画がNFT化されていたとしましょう。
友人は購入する際に、まず本物か偽物か履歴を追って確かめることが可能です。(誰でも知識なく操作するだけで追うことが可能です)
そのため、偽物を買うことなく本物を購入が可能です。
また、読み終えたらあなたに売ることが可能です。
大人気作家の限定100DLしかできない漫画です。

ONE P◯◯CEだったらプレミアものですよね。
もちろん、転売(二次流通と言います)や値段設定も所有者であるあなたの自由。
ずっと持っていて友人に見せびらかしてもOK、プレミア価格をつけて転売してもOK。
「デジタル」なのに、所有することの欲が生まれ、その欲をめぐって新しい経済が誕生しています。
「偽物だー!」という人がいても、NFT技術がすぐに本物と証明してくれます。そのため、中古で買う人も安心して購入できますよね。
電子書籍を例えに出しましたが、ほんの一例。少しNFTの凄さが伝わりましたでしょうか?
仮想通貨とNFTは何が違う?
先ほどの電子書籍の漫画で例えで理解していれば、この質問の答えは非常に簡単。
限定100DLしか世の中にない電子書籍漫画と、発行上限はあるものの通貨同士の違いがない「お金」
NFTは上限数を設けることにより、そのNFTを保有することで、様々な体験が可能になります。
限定サイトやコミュニティ等にアクセスできるパスポート的な使い方
保有していることを見せれば割引などの特典が付与される
特定のNFTを保有していると、別のコレクションNFTの優先購入権が付与される
一方、仮想通貨は「お金」相場変動での損益があるぐらいでその他のメリットはありません。
同じ10,000円を持っていても、話が盛り上がったりすることはありません。一方で同じNFTであれば、コミュニティとして仲間・コミュニティとしてつながる特徴もあります。
NFT技術のメリットや特徴・可能性
NFTは、デジタルアイテムにトレーサビリティーを紐付け、保有することの価値を新たにつけた画期的な技術です。
そのため、新たなビジネスチャンスになるとデジタル先進国のアメリカを中心に注目されています。
では実際に、NFT技術が導入されるとどのような変化があると予想されているのでしょうか?
NFT技術のメリットや特徴・可能性としては以下の5つが考えられます。
NFTのメリット・特徴や今後の可能性
- いつでも誰でもどこからでも安全に取引できる
- 共通の思想やコミュニティがある
- 新技術なため開発余力や用途が豊富にある成長分野
- NFTならではの収益をあげる手段がある
- 販売先を選ばず活用できる
ひとつずつ解説していきます。
いつでも誰でもどこからでも安全に取引できる
NFTは、インターネット回線が通じれば世界中のどこからでも安全に取引が可能です。
インターネット回線があれば問題ないので、スマホひとつあれば容易にアクセスして取引が可能です。
デジタルアイテムのため、保有する物理的スペースや劣化の心配もありません。
中古のブランド品を転売する場合、本物か偽物かの区別は熟練した目利きが必要で販売店や所有者を信頼するしか方法がありませんが、NFTではそのような技術は一切不要。
本物・偽物の確認や検証も売買と同じようにいつでも誰でも容易に可能なため、安心して売買可能な点が特徴です。
共通の思想やコミュニティがある
個々のNFTには、オンリーワンのオリジナリティが存在します。
表面にある画像だけでなく、各NFTにおいてそれぞれオリジナルの特典が紐づいていて、そのNFTコレクションを中心としたコミュニティが存在しています。
みんなでワイワイやるもよし、保有していることで特典を得るのも自由。
共通思想やコミュニティは、NFTを保有してみないとわかりません。 デジタルを保有する経験を体験してみてください。
新技術なため開発余力や用途が豊富にある成長分野
NFTは、誕生してまもない最先端技術なため、開発途上にある技術でこれから拡大していきます。
現在導入されているNFTの技術は、プログラムで自動化されたやり取りが組み込まれているのが特徴です。
例えば、電子書籍やデジタルミュージックを購入すると、販売元が入金を確認した後で商品を送っていた今までのアイテム。
NFTで導入されているプログラム下で発売されたものであれば、プログラムによって商品受け渡し(売買)が自動化されていたり、特定のタイミングで販売金額を変更させたりしています。
そのほかに、2枚のNFTを焼却(バーン・廃棄)して新たに1つのNFTに交換したり、別アイテムが入手できたりといったことも可能です。
現在では、PFPという画像主流の流通がメインです。将来的には偽造されるのが危険なもの(免許証・パスポート・卒業証書や修了証・登記簿など)に活用されることが期待されています。
NFTならではの収益をあげる手段がある
NFTは、改ざんやコピーができないトレーサビリティの性質を利用し、クリエイターフィーが売買されるたびに売り上げとして入ってくる仕組みがあります。
書店で新書を購入し、読み終えた書籍は古本屋で売却が可能ですよね。
しかし、書籍の著者や出版社は、最初の書店購入時の売上の一部が入るだけで、古本の売買売上は入ってきません。
なぜなら、いつ・誰が・どこに・いくらで売ったのか?証明する/記録する手段がないからです。
しかし、NFTであれば、改ざんやコピーできないトレーサビリティが紐づいています。
そのため、流通経緯や売買履歴は全て記録されていて、誰でも容易に確認できます。
この技術を応用して、NFTでは二次流通(いわゆる中古)の売買であっても、NFTを作った元に売上の一部が入ってくる仕組み(クリエイターフィー・ロイヤリティーとも言います)が追加されているのも大きな特徴です。
この仕組みによって、いわゆる書店で新書庫購入時の売上に加え、中古で売買されるたびに入ってくる売上クリエイター(ロイヤリティー)フィーが半永久的に作者・運営元に入ってくる収益性があります。
販売先を選ばずに活用できる
NFTは、「技術」のため販売先が制限されることなく活用できます。
例えば、デジタルミュージックや電子書籍は、販売元によって取り消しやサービス停止した場合、その商品は使えなくなってしまいます。
KindleやApple musicは、お金を払って購入していても利用権利が得られているだけで個人の「資産・所有物」にはなっていません。
そのため、販売元のAppleやAmazonが倒産したりサービスを停止した場合には、それらのデータは使えなくなります。
しかし NFTは「技術」のため、NFTを扱っている取引所(プラットフォーム)であればどこにでも展開可能です。
そして取引所を複数にまたがって出品していても、どこかの取引所で売買されれば全ての取引所で反映されるので人の目でチェックする必要もありません。
NFTが世界から注目された理由
NFTという技術は、デジタルアイテムを所有する資産性をもたらしました。
そんなNFTは、どんな出来事によって世界から注目を集めたのでしょうか?
世界からNFTが注目を集めた、さまざまな事例をいくつか紹介していきます。

NFTが注目された出来事を振り返ってみましょう
自画像が約75億円で落札された
最も大きなインパクトを与えたのは、当時無名アーティストであったビープル氏が制作したNFT作品が、約6930万ドル(当時レートで約75億円)で落札されたニュースでしょう。
『Everydays: The First 5,000 Days』というアートで、同氏が5,000日にわたり毎日一枚ずつ制作した自画像を1つにまとめたもの。
この落札金額は、現存アーティスト史上第三位の高額記録、デジタルアート分野やオークション形式では過去最高額などと記録づくめでも話題になりました。
今までの作品であれば、いつ・誰が作成したのかがわからないデジタルアートでしたが、NFT技術によってそれらが全て解決されたため、このような結果となった事例として各国で注目される事例のひとつとなりました。
初ツイートが3億越えで落札された
Twitterの創業者ジャック・ドーシー氏がNFT化してオークションで販売したものが3億を超える金額で落札されたニュースが大きな話題になりました。
販売したのは、同氏の初投稿ツイート「just setting up my twttr」で2006年3月21日に投稿されたもので、落札者はブリッジオラクルのCEOシーナ・エスタビ氏。
落札後のコメントでは、「人々は後年、このツイートの真の価値に気付くだろう。絵画における『モナリザ(Mona Lisa)』のように」とツイートしたことでも注目を集めました。
初ツイートが3億以上で取引されるのはどんな世界!?と衝撃が走った出来事でした。
日本では小学生が1点約170万円のNFT販売
2021年には、日本の小学生が夏休みの自由研究で作ったNFTが1点170万円以上で取引されたことが注目を集めました。

Zombie Zoo Keeperという、ゾンビをモチーフに虫や動物をドット絵でNFT化して販売したところ、著名人が発見して購入し、その情報が拡散されて一気に人気に。
1点あたり20ドル前後での販売だったものの、人気と注目度が高くなるにつれて売買額も上がっていき、1点4ETH(当時レートで約170万)で売買された実績が。
現在では、総取引量が125ETH(約2750万)のコレクションとなっており、現在では別コレクションの展開や芸能人とのコラボ、グッズ展開なども手がけています。
NFTはもうバブル?オワコンじゃない?
これらの事例は、いっときのNFTバブルとも言われていますが、わたしもまさにそうだと思います。
あくまで主観ですが、いくつかの要因が重なってこれらのバブルが起こったと考えています。
これらの要因が重なって、NFT技術に対する海外セレブの投資が行われた結果として、一時的なバブル期のような加熱した高騰が発生したと思います。
ただ繰り返しになりますが、NFTはまだ誕生してまもない技術で、活用場所も事例も乏しいのが現状。
実用性が高い技術なため、これから実社会に浸透していくのは間違いないとわたしは考えています。
NFTの始め方解説・NFTを始める費用はどれくらいかかる?
ここまでで、NFTの事例について述べてきました。
ここでは、NFTを始める時に必要な費用について解説していきます。
NFTを始めるパターンが大きく3つありますが、それぞれ必要となる費用が異なります。
NFTを購入する(買う)
買ったNFTを売る(販売・転売する)
NFTを出品する(発行・作成する)
NFTの売買には仮想通貨が必要隣、仮想通貨が24時間365日変動するため一概にいくら必要とは言えません。
ただひとつの目安としてお伝えいたします。
必要なETH※目安
- NFTを購入したい場合:0.1ETH〜
- NFTを販売したい場合:〜0.1ETH
- NFTを出品したい場合:〜0.05ETH
NFTを始める方法・NFTはどこで始めるべき?
OpenSeaというマーケットプレイス(取引所)でのNFT取引が現在のところ最もおすすめです。
おすすめの理由は6点
- 世界で最もNFTの取引数・売上高が高い
- OpenSeaが日本語に対応している
- 誰でも無料でNFTを作成して販売できる
- 4種類にわたる販売方法がある
- 幅広いブロックチェーンへ対応している
- ソート機能などの使い勝手がいい
詳しくはこちらの記事にて解説しています。
NFTを始める方法・NFTを買う方法6ステップ
ここからは、実際にNFTの始め方をそれぞれのパターンに分けて解説していきます。
はじめに、NFTを買う(購入する)場合の方法について解説していきます。
NFTを買う場合、大きく6ステップで購入可能です。それぞれ詳しく見ていきましょう。
国内の仮想通貨取引所口座を開設する
NFTを購入するには、専用の仮想通貨が必要です。仮想通貨は、銀行ではなく仮想通貨取引所から購入します。
ここでの注意点は暗号資産交換業を取得している国内取引所を選ぶこと。
金融庁の許可を取得していない、悪質な取引所もごく一部紛れていますので要注意です。
メアド・電話番号・免許証や保険証・マイナンバーカードやパスポートなどの公的証明書が必要。
スマホカメラ機能を使ったオンライン開設なら、面倒な書類のやり取りが一切不要で即日開設可能になるのでおすすめです。
開設した取引所でETH(イーサ)を買おう
国内の仮想通貨取引所で口座が開設できたら、NFT取引に使われる仮想通貨ETH(イーサ)を取得しましょう。
ETH(イーサ)購入までの流れ
仮想通貨取引所の口座に日本円を入金する
入金が口座に反映されたらETH(イーサ)を購入する
欲しいNFTの価格によって、必要となるETHが変わります。また、仮想通貨も24時間365日価格変動しているので、いくら分ETHを購入しておけばいいかも不明です。
また、ETHは1ETH分の日本円が必要ではありません。取引所の最低価格によりますが、0.001ETH前後から購入できる取引所もあります。
まとめて購入しようとせず、様子を見ながら少しずつ買うのがおすすめの購入方法です。
仮想通貨やNFTを保管するウォレットを作る
あなただけのデジタル上にあるお財布の準備が必要です。
このデジタル上のお財布の中に仮想通貨やNFTを収納していきます。
お財布は、数ある種類の中でも、MetaMask(メタマスク)というウォレットが最もおすすめ。
このウォレットは無料でパソコン・スマホアプリ両方から作成可能ですが、可能な限りパソコンを利用しましょう。
スマホアプリは、問題なく動作しますがセキュリティ面で不安があります。フリーWiFiに繋がなければひとまずOK。
パソコンの場合はGoogle Chlomeであれば拡張機能で導入できるので簡単です。
パソコン・スマホアプリ両方とも無料です。
注意点や導入方法はこちらにまとめています。
作成したメタマスクに取引所のETHを移動する
メタマスクという個人ウォレットが導入できたら、その中に仮想通貨取引所の口座にあるETHを移動・送金しましょう。
文章で伝えると
ETHの送金手順
- メタマスクのアドレスをコピーする
- 仮想通貨取引所の送金先にコピーした情報を貼り付けて登録する
- 仮想通貨取引所から送金する
- メタマスクで着金を確認する
という手順になります。
詳しくはこちらにまとめていますので参照してみてください。
注意として、送金先を間違えると行方不明となり二度と戻ってきません。少額で一度送金テストするのをおすすめします。
NFTの取引所にウォレットを接続する
NFTが売買されているマーケットプレイス(取引所)は、無数に存在しています。
ここでは、業界最大手のOpenSeaという取引所のやり方を紹介します。
OpenSeaにメタマスクを接続する方法(パソコン)
- OpenSeaにアクセスする(詐欺サイト注意)
- 画面右上にあるお財布アイコンをクリックする
- メタマスクが起動するので承認する
OpenSeaにメタマスクを接続する方法(スマホ)
- メタマスクアプリを起動する
- メタマスクのブラウザ機能でOpenSeaにアクセスする(詐欺サイト注意)
- 画面右上の方に表示されている三本線をタップ
- 下の方に「Connect wallet」と表示されているのでタップする
- ウォレット選択画面でメタマスクをタップ
- アカウントの接続画面が立ち上がるので、接続をタップする
欲しいNFTを探そう
上記のウォレット接続が完了したら、無事OpenSeaというデパートに入場できました。
あとは売り場を探しにいきましょう。
注意すべき点として、OpenSeaでは偽物コレクションもあり、検索でヒットする場合もあること。
表面の画像やディスクリプション(商品説明)もコピーして展開しているので一見すると本物かどうかの見分けがつかない場合もあります。
見分け方は、Total Volume(合計出来高)欄やオーナー数を見ること。売上高の実績やオーナー数まではコピーや偽造できないので容易に見分けられるはず。
可能であれば、discordというNFTプロジェクトが運営しているコミュニティーアプリから公式リンクにアクセスするのがおすすめです。
NFTを始める方法・NFTを売る(転売)方法
購入したNFTの売り方(転売)は、プログラム側で制御されていなければ、どこのマーケットプレイス(取引所)で販売可能です。
最もメジャーなNFTマーケットプレイスである、OpenSeaで買う場合が多いかと思います。
OpenSeaで購入したNFTは、そのままOpenSeaで販売しましょう。
操作に不安な方は、こちらの記事でも図解入りで解説していますので参考にしてみてください。
NFTを始める方法・オリジナルNFTの出品方法3ステップ
オリジナル作品をNFTとして出品する(発行・作成する)方法は、大きく3ステップで可能です。
NFT出品の始め方3ステップ
- OpenSeaにマイNFTコレクションを作成・登録する
- 作成したNFTコレクション内にデジタルデータをアップロードする
- アップロードした作品をNFT化して販売方法と金額を設定する
OpenSeaで通常にNFTを出品し始めるには、仮想通貨は必要ありません。
※古い情報だと、出品にETHが必要と書かれていますが、現在は必要ありません。
そのため、出品するために必要なアイテムは
販売したいデジタルデータ
メタマスク
仮想通貨取引所の口座(売上を日本円に両替するため)
が必要です。
そのほかアイテムに必要な情報やNFT化する方法など詳細はこちらにまとめていますので参考にしてみてください。
NFTを始めたい方におすすめできる仮想通貨取引所はこの3社
ここでは、おすすめの仮想通貨取引所を3つ紹介いたします。
それぞれ特徴が異なりますが、どれも口座開設や維持費はかからず無料なので安心してください。
また、複数社開設して使ってみてから絞っていってもOK。

実際にわたしは5社開設してメインで1社使っていますよ〜
暗号資産交換業者として、金融庁に登録されている取引所であればどこでもOK。
中でもわたしがおすすめしている取引所は3つ。
それぞれおすすめポイントを解説していきますね。
Coincheck(コインチェック)
520万DLを突破した国内最大級のコインチェックは、全取扱通貨500円という少額から購入可能です。
クイック入金を使うことで、金融機関の営業時間にかかわらず24時間365日決済可能。
貸仮想通貨サービスを使うと、保有している仮想通貨を一定期間貸付するだけで、利用料がもらえるなどのメリットも。
また、Coincheckガス/Coincheckでんきを提供しているので、ガス・電気の支払い金額に応じてビットコインが無料でもらえるのが最大の特徴です。
bitFlyer(ビットフライヤー)
ビットフライヤーは口座の開設・維持手数料は一切不要!
販売所であれば売買手数料も無料。住信SBIネット銀行からの日本円入金なら手数料無料で口座へ入金可能です。
「クイック本人確認」利用であれば、オンライン上での本人確認が終わり次第即日取引可能なのも嬉しい点ですね。
GMOコイン
MetaMask(メタマスク)に、ETH(イーサ)を送金する手数料が無料なのがGMOコイン!
以前Twitterでアンケートをとったところ、GMOコインが最もおすすめという結果になりました

実際私もメインで活用しています
これからNFTを始める方に伝えたい注意すべき8つのポイント
NFTをこれから始めたい方に向けて、注意すべきポイントを解説していきます。
8つの注意点
- NFTの分野は法整備が追いついていない
- NFTには所有権があるが自由に使っていいものではない
- 必ずしも価格が上がるものでも、続くものでもない
- NFTは偽物注意
- ガス代という手数料がかかる
- DYORの世界
- NFTはセキュリティが問われる
- NFT売買は人間性が見られる
ここまでで触れた内容もありますが、事前に知っておくことで、思わぬトラブル回避にも役立ちます。
最低限必要な知識を身につけた上で、ぜひ始めてみてください。
NFTの分野は法整備が追いついていない
世界中で注目されているNFTの技術ですが、取引においての法整備はまだまだ各国が追いついていないのが現状。
ネットがつながっていれば、取引が可能で、法定通貨を使わずに国単位に縛られない、グローバルな取引ができるNFTのため、各国の対応が難しいのも手伝って法整備を難しくしています。
とはいえ、無法自体がずっと続くわけでもなく、少しずつですが各国の法整備ができつつあります。
法整備で言えば、日本の年末調整や確定申告上でのNFT処理が非常に難解です。
わたしも先日確定申告を済ませましたが、有料ツールを活用してもNFTや仮想通貨の領域はほぼ含まれておらず、仕方なく別の専用有料ツールを課金して計算しました・・・
特にここ日本は、デジタル後進国で関連法案や理解は追いついていない現状があります。
売買だけでなく、大掛かりなNFTプロジェクトを展開する場合には、各関係省庁と密な確認作業が必要になってくるので注意してください、
NFTには所有権があるが自由に使っていいものではない
よくあるトラブルとして、購入したNFTを意図せずに改ざんして使うことで著作権を侵害してしまう場合があります。
NFTは、あくまでトレーサビリティがついているだけで、元の画像データは著作権が作者に存在しています。
日本のプロジェクトでいえば、CryptoNinjaというNFTコレクションは、誰でも自由に商業利用していいという形になっています。(ただし、エロ・グロは除く)
また、Live Like A Catという日本のNFTコレクションは、仮に所有しているNFT画像であっても、商業利用はもちろん加工して利用することも禁止されています。
このように、各プロジェクトによってNFTの活用していいレベルが異なり。著作権侵害してしまう前に事前に運営者やコミュニティに確認してください。
必ずしも価格が上がるものでも、続くものでもない
NFTは、発売されているコレクション全てにおいて価格が上昇したり、未来永劫続いていくものではありません。
生まれるプロジェクトの影では、ひっそりとサービスや運用終了していたり、想定よりも売れずに価格が発売時よりも大きく下がり購入者がいない状況になるコレクションも多数存在します。
そのため、購入したNFTが価格が下がり買い手が付かずに無価値同然になることも。
NFTコレクションも、需要と供給のバランスによって価格が変動していきます。
人気がなければ、欲しいと思う人=需要がなくなるため、自然と価格も落ちていきます。
何を持ってそのNFTを買うのか?その目的は何か?をご自身の中で明確にして線引きしておくのをおすすめします。
NFTは偽物注意
先述したように、表面上の画像データは今まで通り簡単にコピーされてしまいます。
そのため、NFT売買プラットフォームでは似た名前等で偽物コレクションが展開され、本物と間違えて購入させる詐欺が横行しています。
この点も、法整備等が届かない場所ですが先述した通り、Total Volume(合計出来高)欄やオーナー(所有者)数を見ることで見分けられます。


なぜなら売上高の実績やオーナー(所有者)数まではコピーや偽造できないからです。
急いで購入して偽物を掴むよりも、落ち着いて正規のものを購入できるようにゆとりを持って進めましょう。
ガス代という手数料がかかる
NFT取引には必ずついて回るのがこのガス代と呼ばれる手数料。
仮想通貨取引所から、メタマスクへ送金する場合にも手数料が発生します。またNFTを購入する場合にも、ガス代という手数料が発生します。
このガス代は、言葉のまま燃料として消費されるため、手元に残りません。
高騰していた時期は、1回の取引に2万円近いガス代が発生することもあったとか。
このガス代ですが、少しずつ下がってきているのも事実。
2022年の5月ごろ、NFTを1点リスト(値段をつけて並べる行為)するのに約33ドル(0.016ETH)かかっていましたが、同12月には約3ドル(0.0025ETH)程度までガス代は値段が下がってきています。


とはいえ、混雑するタイミングは高騰するので、そうしたタイミングを避ける工夫が必要です。
こちらのガスナウというサイトで、ガス代確認が可能。
ガス代のひとつの目安としては以下の通り。
安い:〜14Gwei前後
平均:15〜19Gwei
高い:20Gwei〜(2023年3月現在)
ネットワークが混雑しないタイミング、日本時間の早朝や夜間は安価な時間帯が比較的多く発生しています。
セキュリティ意識の高さが問われるNFT
NFT売買に必要な仮想通貨や、NFT自体の売買は、実体がなくデジタルで完結することからセキュリティが問われます。
過去にはスマホのメタマスクを、フリーWiFiに接続して使っていたところ、NFTや仮想通貨がハッキングされて盗まれる被害が多発しました。
また、酔った勢いでTwitterに流れてきた「Free Mint」や「まもなくエアドロップ(プレゼント)終了!」といった文言に誘われてウォレット接続し、同様に盗まれるといった手口などありました。
そのほかにも、メタマスクのシードフレーズをスクショしておいた画像が流出することや、ディスコードの詐欺リンクにアクセスなどなど様々な手段で詐欺師は騙して盗もうと試みてくる世界です。
セキュリティ意識を常に保っていないと、みずからの資産が失われてしまいます。
NFTは投資の側面もあるため、「取引所」や「国」は、関与しない自己責任の世界。
不用意な行動をせずに、しっかりと情報ソースをDYORしながら進めてみてください。
Web3はDYORの世界
NFTをはじめとした「Web3」と呼ばれる最新の技術の中では、DYORは必須。
DYORとは、Do Your On Resarch(自分で調べてね)の意味です。
そう、NFTの世界は自分で調べるのが基本。
誰かに聞こうとしても答えてくれなかったり、場合によっては詐欺にあう世界です。
実際に対面で接したことのある方とならまだ安心感あります。一方、相手の顔も見えない中でやり取りが完結する中ではそうはいきません。
詐欺に遭わないよう最低限の知識を調べた上で、ぜひ挑戦してみて欲しいと思います。
NFT売買はその人の人間性が記録されている
デジタル上で完結するNFT取引は、モラルやリテラシーという人間性が問われます。
なぜなら、改ざんできない取引履歴はすべて公開情報として記録されているからです。
新作のNFTを、発売・購入直後に売ってしまう行為をペーパーハンドと言います。この動きをする人は、一定数嫌われてしまう行動のひとつ。
もちろん、利益を得るための行動として正当性あります。しかし、同じ仲間や応援者を集めていくNFTでは、嫌われる行動のひとつで売買履歴も全て残るためあまり良い印象にみられません。
NFT売買は、モラルやリテラシーといった人間性が問われます。発売直後の立ち振る舞いは特に注意しましょう。
まとめ〜NFTの未来は明るい〜
日本でNFTに触れている人口は、まだ16,000人前後と言われています。
人口に対してまだ1%程度の人しかNFTに触れておらず市場規模は非常に小さい状況。
しかし、NFTは大きな可能性と将来性があるのは疑いようのない技術です。
法整備やモラル・リテラシーがやや追いついていない現状です。ただハードルを乗り越えた分楽しい世界です。
是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
AMA?ATH?SBT?Web3で分からない用語が出てきたら
NFTやWeb3の世界は最新技術が飛び交う世界。毎日のように新しい聴いたこともないワードが流れてきます。
新しいワードに遭遇したタイミングで、いちいち検索して調べていたら大変!
こちらの記事に、新しく出てきたWeb3のワードを用語集としてまとめています。ブックマークしておくと便利ですよ。
NFT用語集