この記事で解決できること
デジタルアート作品をNFTにして販売してみたいけど、どうやればいいかわからない。

デジタルアートの販売サイトはどこがいい?
そもそもNFTアートってどうやるの?

NFTのニュースもちらほらと聞くようになってきましたよね。
しかし、NFTってそもそもどんなものかわからない方がほとんどだと思います。
この記事では、そんなNFTの簡単な解説やNFTデジタルアート作品の販売の仕方や、販売サイトの案内まで解説していきます。
NFTの販売・出品を500件以上行ってきたわたしの体験を踏まえながらお伝えしていきます!

肝心のNFTとはそもそもなんですか?
NFTデジタルアート作品を販売する方法をお伝えしていく前に、まずはNFTとは何か?を簡単に解説しましょう。
私が今までNFTに関して見聞きし、体験してきたことを簡単にいうと、NFTはデジタルデータにトレーサビリティが紐づいたものと理解しています。

トレーサビリティってなんだっけ?
牛肉のBSE問題で一気に話題になったトレーサビリティ。
簡単に言えば、食品の流通を記録したものです。
牛で言えば、いつどんな親から生まれ、何を食べて成長したか、いつ食肉に加工されたか・どのルートで出荷されたのかなどの記録を取っているもの。
その流通の全てが、デジタルアイテムに関してもついたもの=NFTだと思ってください。
NFTのなにがすごいの?
今までのデジタルデータは、「いつ・誰が・どこで制作したのか?原本はどれか?」が分かりませんでした。
ネット上に公開された時点で、簡単にコピーや改ざんがすぐにされてしまい、原本がわからなくなるばかりか、所有者の権利主張も困難でした。
しかし、NFT技術=デジタル上のトレーサビリティがそうしたデジタルデータに紐づくことで、こうした心配は全て解決。
「いつ・誰が・どこで制作したのか?原本はどれか?」がデジタルアイテムでも全て記録されていて、そのデータはいつでも誰でも無料ですぐにチェックできます。

え?でもその全てをコピーしちゃえば同じことじゃない?
NFTは技術であること
NFTはデジタルデータの流通全てを記録した技術ですが、それ自体を全てコピーするのは不可能とされています。
なぜなら、それらのデータは直前のデータを埋め込んでいるいくつもの他のデータと長いチェーンのようにつながっているからです。

ハッシュ値とは、一方向にしか変換できない不規則な文字列のこと。
特定部分だけコピーしても前後の整合性が取れずに弾かれるため、改ざんができません。
長いチェーン上につながっているデータは、莫大なデータで結びついていることから、一つのデータだけを改ざんやコピーするのは不可能。
そのため、不正ができない技術としてNFT技術は注目されており、近い将来、免許証やパスポート・住民票や保険証・登記簿や卒業証書や修了証などに組み込まれていくことが期待されています。
NFT技術がついたらデジタル作品に生まれたもの
注目を集めているNFTは、デジタルアイテムでも本物の証明が容易になったことで資産価値も一緒に生み出しました。
それによって生まれたもの、デジタル作品の売買です。

NFTなら、今まで不可能だったデジタルアイテムの売買記録も全て残るため、継続的な売上が入る今までにない仕組みが画期的。
今NFT界隈で盛り上がっているのは、PFP(ProFile Picture)と呼ばれるSNSアイコンに使える画像が主流。
SNSアイコンに使えるような、可愛らしい女性や動物などのキャラクターに、格好いいデザインのデジタルアート作品が数多く販売されています。
NFTデジタルアート作品の販売事例を紹介
資産性がついたNFTデジタルアート作品は、どのようなものが売れたのでしょう?
ここでは、NFTアート作品の販売事例を一部紹介します。
NFTアートの販売事例
- 小室哲哉氏がNFTコレクションで1,000万以上売上
- たった1枚の絵が約600万で落札される
- 12歳が描いた夏休みの宿題が約380万で売れた
- 某有名アーティストが楽曲を3万ドルで売却
それぞれ解説いたします。
小室哲哉氏が未公開曲をNFTで販売
日本の音楽シーンを牽引した小室哲哉氏が、楽曲をNFT化して販売しています。
収録デモ各曲のフルサイズ音源に加え、同氏の手書きTrack Sheet(実物)が実際に自宅に届く特典が付いていて、ファンなら是非とも欲しい一品となっていることから高額での取引につながっているようです。
現在でも、販売されている楽曲があるので、一度覗いてみてはいかがでしょうか?
https://adam.jp/ja/stores/tetsuyakomuro
たった1枚の絵が約600万で落札される
「ポケモン」シリーズや『ポケモンカードゲーム』の公式イラストレーターさいとうなおき氏出品したNFTアート作品が13.69 ETH(約600万円)で落札されました。
自身の活動の幅を広げる以外に、イラストのテクニックなどの普及など多方面に活躍している同氏。
同氏は、NFTアート作品の売買益による収入源の増加によって、クリエイターが不当な条件で契約にサインをせざるを得ない状況や、低賃金での過酷な労働から脱却できる可能性を秘めているとの考えから今回NFTアート作品を出品。
NFTアート作品販売を通じて、クリエイターに直接売り上げが入ることに加え、転売されるごとに売り上げの一部がクリエイターに入ってくる「ロイヤリティー」をうまく活用した例となりました。
夏休みの宿題をNFTで販売したら約4,000万!?
12歳の少年が、夏休みの宿題をNFTにして販売したところ、約4,000万円売り上げる衝撃的な出来事が発生しました。
「Zombie Zoo Keeper」と名づけたNFTデジタルアートコレクションを12歳の少年が出しました。
リリース直後の1週間くらいは、全く売れなかったそうです。
ですが海外のインフルエンサーが購入し、取り上げたことで、そこから一気に着火して爆発的な売り上げを達成。
現在では、125ETHの総取引量を達成しており、日本橋三越伊勢丹本店で個展を開いたり、ピコ太郎氏とコラボして「Zombie Zooの歌」も発表するなど、さまざまな記録を打ち立てました。

わずか12歳で4,000万・・・
Linkin Parkの音楽NFT作品が3万ドルで落札
Linkin Park(リンキン・パーク)でボーカル・キーボード・ギター・ラップの担当であるマイク・シノダ氏が、音楽NFT作品のオークション出品しました。
音楽NFT作品は、約317万円(3万ドル)で落札され、同氏のファンド「Michael K Shinoda Endowed Scholarship」に寄付されました。
同氏は、「一般的な音楽配信サービスに楽曲のフルバージョンをアップロードしたとしても、手数料・レーベルへの支払い・マーケティング費用などがかかるため、収入が1万ドルに近づくことはない」とも説明しています。
NFTはデジタルアートだけじゃない!という、事例のひとつとなっています。
NFTデジタルアートを販売する前準備
ここからは、アート作品をNFTにして販売するための事前準備について解説していきます。
必要な準備はこちらの4項目。
デジタルアートNFTを販売する事前準備
- 販売したいデジタルアート作品を用意する
- 仮想通貨取引所を開設する
- メタマスクを導入する
- NFTデジタルアートの販売サイトを選ぶ
それぞれ解説していきます。
販売したいデジタルアート作品を用意
はじめに、売りたいデジタルアート作品を準備しましょう。
売るものがなけれなば、スタートできませんね。
デジタルアートの作り方はこちらの記事を参考にしてみてください。
出来上がった作品をNFTにする方法は、この記事の後半に記載しています。
仮想通貨取引所を開設する
仮想通貨取引所は、暗号資産交換業者として金融庁の認可を得ている国内業者であればどこでもOK。
多数ある中でも、おすすめなのがbitFlyer(ビットフライヤー)とCoincheck(コインチェック)、GMOコインの3社。
bitFlyer(ビットフライヤー)は、使いやすいアプリの設計と、日常使いでビットコインがもらえるクレカがとても優秀なのでおすすめ。
Coincheck(コインチェック)は、国内最大級の取引所で、ガスと電気契約(※地域によります)で支払い金額に応じてビットコインがもらえる特典がおすすめポイント。
GMOコインは、最短10分で口座開設できるスピードがウリ。
国内最安値の手数料(仮想通貨の移動手数料が無料)を提供しているので、メインの取引所としておすすめです。
どの取引所も、維持費や口座開設費などかかりません。複数開設して使い勝手から合いそうなところを選んでもOK。

わたしは、この3社以外にも別にも開設して使い分けています
売り上げを日本円に両替するためにも、取引所は必ず必要となるので、開設しておきましょう。
一応ETHがあると便利になる
いくつかほかの解説サイトの中には、取引所で仮想通貨を購入しておくように勧めている記事も見かけます。
結論、NFTのデジタルアート作品の通常出品だけなら、仮想通貨は必要ありません。
用意しておくことで、できる幅が広がるので可能であれば用意しておく!という意識レベルで最初はOK。
必要な仮想通貨はETH(イーサ/イーサリアム)というもの。
ETHを買う場合、1ETHからではなく、日本円で500円〜購入できるようになっています。(※取引所によって異なります)
出品するだけでなら、ETHは不要なので0.05ETHもあれば充分です。
ただし、取引所から仮想通貨ETHを、個人のお財布に移す際タイミングで所定の手数料がかかるので、必要経費を計算した上で購入しておきましょう。
メタマスクを導入する
NFTや仮想通貨では、デジタル上で個人保管しておくお財布=ウォレットが必要です。
このウォレットは、無数にありますが最もおすすめなのはメタマスク。
ほとんどの方が使っているブラウザ、Google Chromeの拡張機能で導入可能です。
もちろん無料ですのでご安心ください。
導入方法や注意点はこちらの記事を参照してみてください。
NFTデジタルアートの販売サイトを選ぶ
NFTアートの販売サイトは、複数あります。
海外NFTアート販売サイト(※一例)
OpenSea
Foundation
SupreRare
Rarible
国内NFTアート販売サイト(※一例)
Adam by GMO
Coincheck NFT
楽天NFT
LINE NFT

どこのNFT販売サイトがいいの?
その中でも、最もおすすめなのが海外NFT販売所OpenSeaです。理由を解説します。
現状OpenSeaが最もおすすめ
NFTデジタルアートを販売するには、海外のNFT販売サイトOpenSeaが今の段階だと最もおすすめです。
理由は以下のとおり。
日本語に対応している
手数料が安い
無料でNFTアートを作成して出品できる
登録や審査が不要
NFT取引利用者数と取引金額が世界トップクラス
国内のNFTアート販売所は、個人では出品できないなどの制約もあり、自由に参加できないマーケットもあります。
そのほか海外NFTアート売買所では、審査時間がかかるところや、日本語に非対応などの高い参入障壁があります。
そうしたハードルが最も低く、無料で世界中にNFTアートを販売できるためOpenSeaが最もおすすめです。
国内NFTアート販売サイトがおすすめできない理由
楽天NFTや、Adam by GMOといった国内NFT販売サイトがおすすめできない理由は、プライベートチェーンだから。

プライベートチェーンって何?
NFTアートが販売される「ブロックチェーン」は、「パブリックチェーン」と「プライベートチェーン」の2種類あります。
国内NFT販売サイトは、「プライベートチェーン」であり、おすすめは「パブリックチェーン」を使っている海外販売サイトです。
それぞれ特徴があるので解説しますね。
「パブリックチェーン」と「プライベートチェーン」の違い
ブロックチェーンは、2種類に分類され、「パブリックチェーン」と「プライベートチェーン」があります。
パブリックチェーンは、参加資格が不要で世界中からネットワークにアクセスでき、取引履歴もブロックチェーン上にあるのでいつでも誰でもチェックできます。
一方プライベートチェーンは、特定のイチ組織が管理しているため、ネットワーク参加には条件が求められます。
こうした違いにより、パブリックチェーンは「非中央集権的」であり、プライベートチェーンは「中央集権的」とも呼ばれます。
中央集権は、サービス内容や提供方法等がコントロール化にあるため、調整しながら提供可能です。
その反面、管理者となるブロックチェーンの運営企業等がすべてをコントロールできるため、過度な権力集中状態や、急なサービス改悪や終了なども運営企業に委ねられていることが問題視されています。
非中央集権下では、管理者を置かず、方針決定などは参加者の多数決等で進められます。
参加者による分散管理によって、権力の集中が抑制できる一方、重要な決定には意見の相違が発生するなどの混乱や対立・分裂などが起こる可能性もあります。

どちらのチェーンも完璧ではないんですね
海外NFT販売サイトがおすすめな理由
OpenSeaやFoundationなど、先述した海外NFT販売サイトは、どれもパブリックチェーンNFTとして売買可能。
運営企業に頼らないため、(共通コントラクトで生成した)NFTであれば、どの販売サイトでも販売可能です。
例えば、OpenSeaがサービス停止したとしても、NFT自体は他の取引所で売買可能になります。
仮想通貨という共通通貨での取引のため、法定通貨による価格差もありません。
そして、ネット回線に接続できれば、誰でもいつでもNFT売買に参加できるため、ターゲットとなる顧客は全世界になります。
しかし、プライベートチェーンである国内のNFT取引所は、企業サービス。
そのため、運営企業がサービス停止したらそこで終了。「規格」が企業間で異なるため、原則として他の取引所に移行もできません。
サービス運営会社が、メンテナンスする時間帯はアクセスできませんし、日本国内サービスのため海外の人は参加ハードルが高く、販売ターゲットは国内向けとなってしまいます。
どこにでも販売ができる世界ターゲットのNFTか、国内のイチ企業でしか売買できない国内向けサービスのNFTか。
どちらが利用者数が多いか、メリットが大きいのか、考えるまでもありませんよね。
NFTデジタルアート作品を販売する手順を7ステップで解説
ここからは、NFTアート作品を販売する手順を解説していきます。
手順は以下の7ステップ。
デジタルアートNFT作品を販売する7ステップ
- 販売したいデジタルアート作品を準備する
- 仮想通貨取引所を開設
- メタマスクを導入する
- NFTアート販売所OpenSeaにメタマスクを接続する
- OpenSea上でNFTコレクションを作成する
- デジタルアート作品をNFT化する
- 販売設定してデジタルアート作品を出品する
手順が多くありますが、ひとつずつ時間があるときにこなしていけば、誰でもNFTアート作品を販売可能になりますよ!
以下で順番に解説していきますので、ゆっくりマイペースで進めてみてください。
販売したいデジタルアート作品を準備する
NFTとして売りたいデジタルアート作品を最初に用意しましょう。
デジタルアートとひとくくりで言っても、たくさんの種類がありますね。
NFTデジタルアートとして販売できる条件はこちら。
NFT化できる条件
- 容量制限:1点あたり100MBまで
- 拡張子・ファイル形式:GIF・PNG・JPG・SVG・MP4・WAV・MP3・WEBM・GLB・OGG・GLTF
- デジタルコンテンツ:画像・動画・音楽・3Dモデル

この条件に合うデジタル作品を用意しておきましょう。
仮想通貨取引所を開設
つづいて、口座開設を進めましょう。
コインチェック・ビットフライヤー・GMOコインあたりがおすすめ。
それぞれ無料な上、オンライン認証で進めれば面倒な書類のやり取りが一切発生せず最短10分〜即日口座開設できますよ。
繰り返しになりますが、デジタルアート作品を販売するだけなら仮想通貨(ETH)は不要。
仮想通貨(ETH)があれば、
NFTを購入できる
オークションでNFTを販売できる
オファー販売が可能になる
半永久的にNFTを残す処理ができる
といった選択肢が広がります。
いきなりETHを用意しなくても販売は可能なので、焦らなくてOKですよ!
メタマスクを導入する
NFTや仮想通貨を保管して個人管理するウォレット=メタマスクを準備しましょう。
デジタルウォレットは、数ある中でもメタマスクが操作性もよく、無料で使えるので最もオススメ。
パソコンのGoogl Chromeの拡張機能から、導入できます。
こちらにリンクを用意してます。ご活用ください。
https://chrome.google.com/webstore/detail/metamask/nkbihfbeogaeaoehlefnkodbefgpgknn?hl=ja

調べると、時々詐欺のメタマスクがヒットすることもあるので気をつけて!
NFTアート販売所OpenSeaにメタマスクを接続する
メタマスクが準備できたら、今度はNFTアート取引所である「OpenSea」にアクセスしましょう。
OpenSeaのリンクはこちら。
検索するタイミングによっては、詐欺(スキャム)リンクもヒットするので間違えないように気をつけて!
アクセス後、自分のメタマスクをOpenSeaに接続します。
メタマスクの接続は、画面右上のアイコンから。

どのお財布と接続しますか?という案内から、MetaMask(メタマスク)を選択しましょう。
もちろん、費用は一切かからないのでご安心ください。
OpenSea上でNFTコレクションを作成する
メタマスクをOpenSeaに接続した上で、今度はNFTコレクションを作成しましょう。
コレクションを作り、その中にひとつずつのNFTアート作品を収納していくイメージです。
大事なので繰り返しますが、費用はかかりませんよ!(n回目)
手順を解説すると
コレクションページを作成する
↓
作成したコレクションページにデジタルアート作品をアップロードする
↓
アップロードしたデジタルアート作品をNFT化する
という流れ。デジタルアート作品をNFT化する方法は次で解説しますね。
デジタルアート作品をNFT化する
コレクションページが作成できたら、その中に販売したいデジタルアート作品をアップロードしていきましょう。
手順通りにアップロードして進めていき、最後に「Create」を押せば作品がNFT化されます。
本当に大事なので繰り返しますが、費用はかかりません!(n回目)
古い情報だと、NFT化が「有料」と書かれているのでご注意ください。
複数点NFTアート作品を出品したい場合は、この作業を繰り返してください。
販売設定してデジタルアート作品を出品する
ここまでで、アップロードしたデジタルアート作品をNFT化できましたね。
最後に、販売条件を設定しましょう。
条件はこちら。
期間
方法
金額
通貨
最長6ヶ月まで、販売する期間は設定可能です。
リスト(販売)方法は、
固定価格リスト
オークション
ダッチオークション
プライベートセール
が選択可能です。
ただ、集客できないうちは固定価格リストが最適。
売上は、作品が売れた場合にOpenSeaの手数料が自動で差し引かれてウォレットに自動的に入る仕組みです。
(現在は0.5%の手数料です)
販売する通貨選択は、使用者が最も多いETHにしましょう。
デジタルアートをNFTにして販売するコツ
NFTにして出品したら、デジタルアート作品は必ず売れる!と思うのは誤り。
売るための努力は絶対に必要となります。
デジタルアートNFTを販売するコツはいくつか考えられます。
NFTデジタルアートを販売するためにできること
- まずは作品や自分を知ってもらう
- NFTアート作品の販売マーケティングを実施する
- 仮想通貨はETHで出品する
- コレクションのテーマをあれこれ盛り込まない
- NFTのトレンドに乗っかる
- 低価格で販売スタートする
それぞれ解説していきますね。
まずは作品や自分を知ってもらう
最も有効な手段としては、デジタルアート作品を売るのではなく、プレゼント(Giveaway:ギブアウェイ)してしまうことです。

え?作ったNFTをタダであげちゃうの!?
そう、無料であげます。(※ただしNFTを上げる場合には手数料となるガス代が発生します。ガス代はETHが必要です)
やり方の例として
#Giveawayのハッシュタグをつけて作品をツイートする
フォローしてもらうこととリツイートや引用RTをするのを条件とする
のが一般的です。
RTや引用RTが多ければ、自分では届かない人にまで拡散できる上、フォロー数やRT数からどれだけ作品が人気になりそうか検討つきやすくなります。
売り上げを稼ぐのは次作以降に期待し、まずはマーケティング材料としてNFTを使ってみるのがオススメです。
NFTアート作品の販売マーケティングを実施する
デジタルアート作品をNFT化したら、販売設定して満足しがちですが、実はようやくスタートラインに立っただけ。
誰かにNFTアート作品を販売して、ようやくスタートが切れたと言えるでしょう。
どんな商品であれ、マーケティングは必須。
先述したような市場調査に加え、できることを実施して販売にこぎつけましょう。
各種SNSで拡散や宣伝して回る
よく売れているデジタルアートNFT作品を研究する
どんなアートNFTがトレンドなのか分析する
デジタルアートの相場を分析する
売れれば正解で、どれかやれば必ず売れるものでもありません。
地道に売れるために宣伝し続けましょう。
仮想通貨はETHで出品する
よくある失敗例として、NFTを手数料が安いPolygonで出品すること。
Polygonは、確かに安いメリットありますが、それ以上のデメリットも。
Polygonのデメリット
ネットワークが不安定でトラブルが起こりやすい
ユーザー数が圧倒的に少ない
取引金額・数も圧倒的に小さい
ETHは、非常に利用者数も多く、高いものから安いものまでコレクションも多数存在しています。
ちゃんとした販売を目指すのであれば、仮想通貨はETHで出しましょう。
コレクションのテーマをあれこれ詰め込まない
NFTコレクションは、ひとつのコレクションにつき、ひとつのテーマに絞りましょう。
よくある失敗例として、NFTアートをたくさん管理していくと、コレクションテーマがバラバラになっていることが見かけられます。
ひとつのコレクション内に、あれこれ入っていると、「何が売りたいのか」作者の意図がわからなくなります。
コンビニやユニ◯ロのように、売り場をコレクションごとに明確に分けましょう。
あなたの売りたいと思ったデジタル作品が、市場が待ち望んでいるものではありません。
あなただけのオリジナルNFTコレクションを確立させていくことが、将来大きく作品が売れていくことに繋がりますよ。
NFTのトレンドに乗っかる
洋服や車などにトレンドがあるように、NFTにもトレンド・流行があります。
いくら優れたデザインやアートであっても、トレンドから外れていると販売しづらくなります。
デジタルアートNFT作品でのトレンドは
可愛い女性などのアート
動物の擬人化アート
エイリアンなど架空のもの
があります。
それぞれ、TwitterやインスタなどのSNSアイコンとして活用されています。
とはいえ、これらNFTの世界にも流行やトレンドがあるので随時流れはチェックしておきましょう。
低価格で販売スタートする
デジタルアートNFTは、世界の誰でも購入できるから、富裕層狙いで高額販売だ!と意気込んでも、まず売れません。
過去高額で販売されたNFTは、著名人が携わったものか、無名のアート作品がインフルエンサーに取り上げられて注目を集めた結果として高額取引に繋がったかのどちらか。
NFTにしたら、いきなりどんなデジタルアート作品も高単価で売れるものではありません。
現実として、NFTアートの世界では無名のあなたの作品は、誰が購入するメリットを感じてくれるでしょうか。
NFTアートの世界で、人気と実力をつけるまで、低単価(0.001ETH)で販売、完売を目指してみましょう。
デジタルアート作品をNFTにして販売してみよう
アート作品を売るには、知名度や人気を持つ一部の著名なクリエイターでないと難しい世界でした。
しかし、NFT技術によってその世界は大きく変わり、誰でもNFTアートの販売ができるようになり、クリエイターフィー設定により収益増加にもつながりました。
ただ、日本では16,000人前後しかNFTに触れていないと言われており、世界で見ても人口の3%程度しかNFTに触れていないとされています。
これから多方面に使われていく革新的な技術で開発余地も大きい部分、それがNFTという技術です。
NFTは、現段階ではPFP(Profile Picture)のSNSアイコンにする取引が主流ですが、さまざまな使い方・用途ができるはず。
無料で開始できるので、この流れに是非乗ってみてはいかがでしょうか?
わからない用語が出てきたら
NFTやWeb3の世界は最新技術が満載!のようにききなれない言葉が出てくることが多く発生します。
その都度新しいワードを検索して調べていたら大変ですよね!
こちらの記事に、新しく出てきたWeb3のワードを用語集としてまとめています。
ブックマークしておくと便利ですよ。
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