NFT関連

国内外18箇所のNFT販売サイトを比較!NFTはじめるならどこ?

現時点でのNFT販売サイトを国内外合わせて18ヶ所集めました。

売る(販売/転売)、買う(購入)、発行(出品)や、手数料、の違いをまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。

筆者自己紹介
筆者はこんな者です

NFTプラットフォーム比較一覧表

国内と海外のNFT販売サイト・マーケットプレイスの比較一覧表です。

キャンペーンや仕様変更・アップデートなどがあり変更になっている可能性もあります。

名称販売コンテンツ決済可能な仮想通貨手数料
Adam by GMOデジタルアートイーサリアム販売手数料:5%
クレジットカード決済手数料:3%
振込手数料:300円(日本円取引)
Coincheck NFT
(β版)
ゲームアセット
トレーディングカード
イーサリアム
ビットコイン
リスク
リップル
ネム
など10種類以上
販売手数料:10%
出庫手数料:0.01〜0.16ETH
楽天NFTデジタルアート
漫画
アニメ
スポーツ
アイドル
クレジットカード
(日本円決済)
イーサ
(パック購入時のみ)
出品手数料:14%
日本円出金手数料
楽天銀行
10,000円以上の場合無料。
9,999円以下の場合100円
・楽天銀行以外
金額問わず210円
LINE NFTアニメ
キャラクター
ゲーム
スポーツ
エンターテイメント
LINK(リンク)
LINE Pay(事前入金必須)
ガス代無料
HEXAデジタルアート
フォトグラフ
日本円販売手数料:20%
NFT Studioデジタルアート
デジタルブロマイド
クレジットカード
(日本円決済)
NFT発行:無料
販売手数料:10%
運営手数料:20%
ユニマデジタルアート
デジタルトレカ
動画
クレジットカード
(日本円決済)
不要
SBI NFT

デジタルアート
音楽・動画

クレジットカード
(日本円)
イーサ・ポリゴン
販売手数料:10%
HABETデジタルトレカクレジットカード
(日本円)
運営手数料:20%
ロイヤリティ:5%
振込手数料:250円
国内NFTプラットフォーム
名称販売コンテンツ決済可能な仮想通貨手数料
OpenSeaデジタルアート
ゲーム
トレーディングカード
音楽
プロックチェーンドメイン
ユーティリティトークン
イーサリアム
Polygon(ポリゴン)
Klaytn(クレイトン)
販売手数料:2.5%
Blurデジタルアートイーサリアム販売手数料:0.5%
Raribleゲームアセット
デジタルアート
デジタルミュージック
フォトグラフ
イーサリアム販売手数料:2.5%
SuperRareデジタルアートイーサリアム販売手数料:3.0%
ギャラリー手数料:15%
X2Y2デジタルミュージック
デジタルアート
ゲームアセット
イーサリアム販売手数料:5%
Foundationデジタルアート
フォトグラフ
イーサリアム販売手数料:一時流通15%
二次流通時5%
LooksRareデジタルアートイーサリアム
LOOKS
販売手数料:無料
Magic Edenデジタルアート
ゲーム
ビットコイン
イーサリアム
ソラーナ
販売手数料:2%
TofuNFTデジタルアートイーサリアム
BNB
ポリゴンなど
販売手数料:5%
ロイヤリティ:運営者設定
海外NFTプラットフォーム
ミタマ

記事の後半でそれぞれの販売所について細かく解説しています

NFT販売サイトの役割と特徴

NFT技術により、取引が証明されたアートや音楽などのデジタルデータ・作品などを仲介する取引所の役割を担っています。

利用者を集め、出品・販売・購入・流通を仲介し、手数料収入などを得ているのがNFT販売サイト(マーケットプレイス)です。

マーケットプレイス(販売サイト)によって、扱うNFTの種類や手数料、特徴がそれぞれ異なります。

いま一度NFTについて簡単に解説

NFTとは(Non Fungible Token)を略した言葉で〜というありきたりのことではなく、どんなものかイメージしやすいもので解説しましょう。

結論、NFT技術はデジタルデータにトレーサビリティーが紐づいたものです。

トレーサビリティーとは、生産・生育・加工・流通の流れを記録したもの。

牛肉で言えば、どんなものを食べさせて生育し、いつ食肉に加工し、どのルートで出荷されたのかの全てを記録しているものです。

デジタルデータにも、そのトレーサビリティーが紐づくことで、生産(発行)から流通の全てが記録される=それがNFTです。

しかも、NFT技術はコピーや改ざんがほぼできない技術と言われていることから、本物の特定はもちろんのこと、流通の不正も発生しません。

ネットワークデータは、24時間365日世界中のどこからでもアクセス、閲覧が可能なのも特徴のひとつです。

NFTになったデジタルデータは何がすごいの?

今までのデジタルデータは、ネットに一度アップされれば瞬く間にコピーや改変されてしまいました。

それにより、どのデジタルデータが本物なのか?元のデータはどれか?が判別できません。

しかしNFTであれば、コピーや改ざんができず流通のすべてが記録されている上にだれでも簡単にチェック可能。

そのことから、本物のデジタルデータに保有する「価値」がつき、値段を付けた売買が可能になりました。

NFTの現実と将来性

現在流通しているNFTは、以下のもの。

写真・アート・イラスト
音楽
コミュニティ会員権
デジタルトレカ
サービス利用権
ゲームの武器などのアイテムやキャラクター
メタバース(仮想現実)の土地

そして、これから近い将来NFT技術が使われることを期待しているものの一例として

免許証
保険証
パスポート
各種資格証
登記簿

などが挙げられます。

NFTプラットフォームでできること

NFT販売ができるプラットフォームでは、以下のことが可能です。

NFT販売サイトでできること

  • デジタルデータをNFT化する(発行する)
  • NFT化した作品を販売する
  • 作品を購入する
  • 購入したNFT作品を二次流通させる(転売する)
  • NFTを特定のウォレットに移動させる

一部機能については、NFT販売サイトによってできない・または制限されている場合もあります。

また、NFTを発行したり、出品できない販売サイトもあります。

取引は、日本円や米ドルなどの法定通貨が使える場合や、クレジット決済が可能な販売サイトもありますが、基本的には仮想通貨が必要となります。

NFTプラットフォームの選び方

国内外にあるNFTマーケットプレイスから、NFT販売サイトの選び方を5つ紹介します。

NFT販売サイト5つの選び方

  • NFTの販売種類や取引量
  • 販売サイトの手数料
  • サイト設計
  • 販売サイトが信頼できるか
  • チェーンの違い

自分の取引に合うNFT販売サイトはどこか?見つける時の参考にしてみてください。

販売しているNFTの種類や取引量が豊富かどうか

取り扱っているNFTの種類や取引量を、判断材料とする方法があります。

NFT販売サイトには、音楽やNFTゲームの販売に特化したサイトもあります。

今人気のあるPFP取引では、特化サイトを検索しても出てきません。

また、取引量が少ない販売サイトは、ユーザー数も少なく販売に繋がりにくい可能性も。

どの販売サイトを選ぶか?は、実店舗でいう立地選択

どんなジャンルのNFTを販売したいのかと、NFT販売サイトがマッチしているか?判断していきましょう。

販売サイトの手数料をチェックする

NFT売買において、販売サイトによって徴収される手数料はバラバラ

販売サイトの手数料が高ければ、その分手元に入ってくる販売額は少なくなります。

ミタマ

どうせなら、少しでも手数料は安いサイトの方がいいですよね。

キャンペーンで通常と手数料が異なる場合もあるので、その点も考慮しながらメインのNFT販売サイトを決めていきましょう。

使いやすいマーケットプレイスかどうか

仮想通貨も含め、NFT売買は、一度行うと取り消し処理は不可能

そのため、ちょっとした操作ミスが大きなトラブルになってしまう可能性もゼロではありません。

わかりにくい表現や設計の販売サイトは、不慣れなうちは避けた方が無難。

また、日本語対応している海外のNFT販売サイトもあります。

英語表記に抵抗ある場合は、翻訳機能を介さずに使えるサイト設計は嬉しいですね。

販売サイトの運営が信頼できるか

日本国内のNFT販売プラットフォームも含め、海外販売サイトはどんな企業が運営を担っているか、気になるところ。

特に海外販売サイトを検索すると、詐欺サイトが検索上位に表示されるケースもあり非常に危険。

広告費を支払えば、上位表示されるため、詐欺サイトはあの手この手で表示してくるので注意してください。

また、何らかのトラブル時の対応も気になるところです。

返信は迅速に返ってくるかなど?でもサイト運営者の信頼性が変わってきます。

実際にトラブルが発生してからではなく、事前に問い合わせ先までスムーズにたどり着けるかチェックしておきましょう。

ミタマ

トラブル発生してから探すのでは、間に合いません

チェーンの違い(パブリックチェーン・プライベートチェーン)

NFTでは、使われている「チェーン」は大きく分けてプライベートチェーンとパブリックチェーンの2種類あります。

簡単に解説すると、プライベートチェーンは、イチ企業サービス。

対してパブリックチェーンはみんなで動かしているもの。

イチ企業サービスのプライベートチェーンでは、ガス代という手数料がかからないメリットがある反面、企業サービスなので互換性がなくサービスやサイト運営終了と同時に使えなくなります。

一方、パブリックチェーンは、企業サービスにとらわれずチェーン自体が動き続ける限り、どこにでも展開可能ですが、仮想通貨が必要なこととガス代という手数料が常に発生します。

プライベートチェーンは、ポイントカード同様で企業サービスに左右されてしまうため、基本的にNFT販売サイトのおすすめはパブリックチェーンです。

日本発のNFT販売プラットフォームを紹介

ここでは日本初のNFTマーケットプレイスを紹介いたします。

日本円が使えたり、日本語に対応しているNFT販売所は以下のサイトがあります。

それぞれ解説していきますね。

GMOグループが運営するNFT販売サイト。

イーサリアム取引に必須のウォレットがなくても、同社の会員登録があれば取引可能な点が最大の特徴。

口座振り込みやクレジットカードでの支払い、または日本円で買えるほか、イーサリアムによる決済も選択できます。

また、二次流通によるロイヤリティーも設定できるのが特徴のひとつでもあります。

販売サイト名Adam by GMO
販売コンテンツデジタルアート
オリジナルNFT発行・出品承認クリエイターか提携事業者のみ可
手数料二次流通販売手数料:5%
二次流通販売時のクレジットカード決済手数料:3%
振込手数料:300円(日本円取引)
ロイヤリティ:運営者設定分
決済手段クレジットカード(日本円)・銀行振込・イーサ
対応ウォレットMetaMask
対応ネットワークイーサリアム

仮想通貨取引所:コインチェックが運営する国内初のNFTマーケットプレイスです。

同社で口座開設していれば、誰でもNFT売買が無料で可能

同社が取り扱いしている10種類以上の仮想通貨で決済可能なのが特徴です。

オリジナルのデジタルアート作品をNFT化して出品販売はできません。

同サイトで販売しているNFTのみが購入可能なため、特定のNFTしか購入できません。

同サイト内で購入する場合、ガス代が不要な点がメリットです。

販売サイト名Coincheck NFT(β版)
販売コンテンツゲーム
トレーディングカード
オリジナルNFT発行・出品不可
手数料販売手数料:10%
出庫手数料:0.01〜0.16ETH
決済手段イーサリアム
ビットコイン
リスク
リップル
ネム など10種類以上
対応ウォレットMetaMask
対応ネットワークイーサリアム・ポリゴン

2022年2月25日、楽天が新サービスとして「楽天NFT」のリリース。

楽天NFTの特徴として

仮想通貨ではなくクレジットカード(日本円)でNFTを購入できる
楽天IDを利用して購入できるのでメタマスクも不要
数々のブランド・IPとのコラボNFTを出品している

が挙げられます。

また、購入額1%の楽天ポイントが貯まるので、溜めたポイントを1ポイント1円として利用することで値引き購入可能です。

販売サイト名楽天NFT
販売コンテンツデジタルアート
漫画
アニメ
アイドル
スポーツ
オリジナルNFT発行・出品提携事業者のみ可
手数料出品手数料:14%
決済手段クレジットカード(日本円)ETH(パック購入時のみ)
対応ウォレット楽天Wallet
対応ネットワーク楽天 Blockchain(プライベートチェーン)

メッセージアプリLINEが手掛けるプライベートチェーンのNFT販売サイトです。

LINE Payでの日本円支払い購入が可能なのが特徴です。

LINE Blockchain上で発行されたNFTの売買が可能で、日本円で出品・転売が可能なほか、LINKという仮想通貨での販売も可能。

プライベートチェーンのため、ガス代が発生しないのも特徴です。

普段からLINEという身近なメッセージアプリを使っていれば、同じアカウントから気軽にNFT取引が開始できるのが魅力です。

また、現在はプライベートチェーンながら、パブリックチェーン展開を進めていると発表があったので、今注目のNFT販売所です。

販売サイト名LINE BITMAX
販売コンテンツデジタルアート
アニメ
ゲーム
スポーツ
エンターテイメント
オリジナルNFT発行・出品承認クリエイターか提携事業者のみ可
手数料二次流通時、LINE Payなら10%、仮想通貨LINKなら5%
決済手段LINE Pay・LINK
対応ウォレットLINE BITMAX Wallet(DOSI Wallet)
対応ネットワークLINE Blockchain(プライベートチェーン)

HEXAは、日本円だけでNFTの発行や売買ができる日本初のNFT販売サイト。

ウォレットや仮想通貨やガス代不要で、クレジット決済でNFTが購入できます。

入札・購入者は、Twitterアカウントのリンクを入札者ページや保有者ページに表示することがスムーズにできるのが特徴。

同サイトは、HEXAメタバースという仮想空間とも連携しており、購入したNFTを飾ったり、NFT保有者限定で入れるコミュニティ機能もついているのが最大の特徴です。

NFT発行も無料ででき、Polygonチェーンで出品も可能です。

販売サイト名HEXA
販売コンテンツデジタルアート・イラスト・ツイートなど
オリジナルNFT発行・出品SNSアカウント認証必須で出品可能
手数料販売手数料:20%
決済手段クレジットカード(日本円)
対応ウォレットメタマスク・SafePal・imToken
対応ネットワークイーサリアム・ポリゴン

株式会社Crypto Gamesが運営するNFT販売サイト。

SNSからログインできることや仮想通貨を利用しなくてもNFTがクレジットカードで購入できるので、初心者にも使いやすい取引所となっています。

二次流通もでき、ロイヤリティ収益も確保できるほか一部のアイテムはOpenSeaにも流通可能なのも魅力のひとつ。※一部非対応のNFTもあります。

NFT発行もできるので、日本運営会社でのNFT発行をしたい方は注目の販売サイトでしょう。

販売サイト名NFT Studio
販売コンテンツデジタルアート・デジタルブロマイド
オリジナルNFT発行・出品可能:無料(著作権審査制)
手数料販売手数料:10% 運営手数料:20%
決済手段クレジットカード
対応ウォレットメタマスク
対応ネットワークポリゴン

株式会社ビットファクトリーが運営するNFT販売サイト。

ウォレット不要でGoogleアカウントによる紐付けが特徴で、同社のアカウント登録時に自動生成されます。

NFTの購入は、固定価格とオークション形式で行われているのが特徴のひとつ。

同サイトでは、クレジットカードや銀行振込を利用した日本円での決済が可能です。

二次流通は現在のところ不可となっていますが、Polygon規格のものであれば、OpenSeaにリストできます。

販売サイト名ユニマ
販売コンテンツデジタルアート・デジタルブロマイド
オリジナルNFT発行・出品不可
手数料不要
決済手段クレジットカード
対応ウォレットGoogle アカウント
対応ネットワークイーサリアム・ポリゴン

パブリックチェーンによるNFTの発行・販売・二次流通機能を備えた国内最大級のNFT販売サイト。

購入は、仮想通貨のETHやPolygonをはじめ、クレジットカード(日本円)決済も可能。

英語と日本語に加え、中国語と韓国語にも対応しています。

購入者は、SBINET内で二次流通も可能で、ロイヤリティも入る仕組みが実装されています。

NFT出品は承認クリエイターか提携事業者のみとなっています。

販売サイト名SBI NFT
販売コンテンツデジタルアート・音楽・動画
オリジナルNFT発行・出品承認クリエイターか提携事業者のみ可
手数料販売手数料:10%
決済手段クレジットカード(日本円)・イーサ・ポリゴン
対応ウォレットMetaMask・Torus Wallet・Coinbase Wallet
対応ネットワークイーサリアム・ポリゴン

有名YouTuberが所属している、UUUM株式会社のグループ会社NUNW株式会社が運営しているNFT販売サイトです。

同サイトの特徴は、NFTを音声や画像、URL付きのデータを添付したデジタルトレーディングカードと位置付けて取り扱っている点。

イラスト・インフルエンサー・スポーツ・芸能人・その他といった幅広いジャンルからNFTの発行・閲覧・売買が可能です。

同サイトの出品は、無料でできますがクリエイター権限の取得が必要です。

同サイトのクリエイター収益は、発生した月の翌月末に、振込手数料250円差し引かれた金額が指定口座に振り込まれます。

ガス代はかからず、クレジットカード決済で購入可能です。

販売サイト名HABET
販売コンテンツデジタルトレカ
オリジナルNFT発行・出品クリエイター権限必須
手数料運営手数料:20% ロイヤリティ:5% 振込手数料:250円
決済手段クレジットカード(日本円)
対応ウォレット不要
対応ネットワークプライベートチェーン

仮想通貨が必要となる海外NFTマーケットプレイス

続いて、海外のNFT販売プラットフォームを見ていきましょう。

紹介するサイト以外にも、多くのNFT販売プラットフォームがあります。

今回は代表的なNFT販売サイトを見ていきましょう。

NFT販売で最も知名度が高いサイトがOpenSea。

OpenSeaの特徴は4点。

世界最大規模のNFT取扱量
様々なジャンルのNFT取り扱い
日本語対応
NFTの作成・発行が無料

NFT出品数・売買数・ジャンル・売上高・取り扱いチェーンどれを見ても世界トップクラスです。

最近は、Blurという新興販売所からの攻勢にあい、求心力を失ってきています。

それでもなお、現在でも世界トップクラスであることに間違いありません。

NFTの作成・発行・販売・二次流通(転売)が全て可能で、NFT作成・発行は無料。

PFPとなる画像から、ゲームアイテム、音楽、動画など幅広いジャンルが売買されていて、日本人クリエイターや日本のNFTプロジェクトも多く参加して居る販売サイトです。

販売サイト名OpenSea
販売コンテンツデジタルアート・音楽・動画・コミュニティー会員権・ドメインアドレスなど
オリジナルNFT発行・出品審査なし・無料
手数料販売手数料:2.5% ロイヤリティは運営者設定(0〜10%)
決済手段イーサリアム・ポリゴン・クレイトン・テゾス
対応ウォレットメタマスク・SafePal・imTokenなど
対応ネットワークイーサリアム・ポリゴン・クレイトン・テゾス
日本語対応あり

Blurは、OpenSeaに遅れて設立されたNFT販売サイトながら、シェアを急速に拡大させている取引所です。

特徴は大きく3点。

取引量は世界一位の実績
独自トークン発行
アグリゲーター機能

2023年2月には、OpenSeaの取引量を上回って売買されており、今もっとも勢いのある販売所。

アグリゲーター機能により、OpenSeaなど複数の取引所で出品されているNFTを、同サイト内で取引できるのが特徴。

NFT販売サイトによって価格が異なっていても、複数のNFT販売所を見渡し、最安値を見つける必要なく同サイトで購入できます。

ミタマ

価格コムみたいなサイトですね

ただ、同サイトはNFT購入のためのサイトのため、NFTの発行や出品はできません。

販売サイト名Blur
販売コンテンツデジタルアート・音楽・ドメインアドレス・ゲーム・ドメインアドレスなど
オリジナルNFT発行・出品不可
手数料販売手数料:0.5%
決済手段イーサリアム
対応ウォレットメタマスクなど
対応ネットワークイーサリアム
日本語対応なし

同サイトの特徴は大きく3点。

Raribleは、取引するごとにRARIトークンがもらえるのが最大の特徴。

同トークンは、提案事項に対して投票できる権利で、運営の方向性に投票可能です。

ミタマ

選挙権がもらえるんですね

また、OpenSea同様ロイヤリティを自由に設定できるのもRaribleの特徴で、初期設定では10%になっています。

OpenSeaやBlurといった大きなシェアは獲得できていませんが、デジタルアートの売買を中心に一定の人気がある販売サイトです。

販売サイト名Rarible
販売コンテンツデジタルアート・音楽・動画・ドメインアドレス・メタバース上の土地など
オリジナルNFT発行・出品審査なし・無料
手数料販売手数料:2.5% ロイヤリティ:10%(初期設定)クレカ決済:3%
決済手段VISAブランドカード・イーサリアム
対応ウォレットメタマスク・Formatic、WalletConnect、Coinbase Wallet、MyEtherWallet、Torusなど
対応ネットワークイーサリアム・ポリゴン・テゾス・ソラーナ
日本語対応一部対応

イーサリアムチェーンで展開されている、SuperRare(スーパーレア)の特徴は、以下の3点。

NFTの質が高い
独自トークン「Rare」を発行している
ロイヤリティ設定が10%

高品質なNFTアートだけを取り扱う方針の同サイトでは、NFT販売に関して審査を通過しなくてはならなため、誰でもNFT発行はできません。

審査制のため、他の販売サイトよりも高品筆・高単価なNFTが集まる傾向になっています。

また、「Rare」トークンが発行されており、同トークンを使ってサイト運営に参加できるのも魅力です。

二次流通のロイヤリティ設定が10%に設定されている事で、クリエイターの安定した収益にも寄与しています。

販売サイト名SuperRare
販売コンテンツデジタルアート
オリジナルNFT発行・出品審査制
手数料購入時手数料:3% 一次販売手数料:15%
決済手段イーサリアム
対応ウォレットメタマスク・Fortmatic・WalletConnect
対応ネットワークイーサリアム
日本語対応非対応

X2Y2は、OpenSeaに対抗意識を燃やすNFT販売サイト。

日本語対応
販売所手数料が0.5%
独自トークン発行

ネットワークはイーサリアムのみ。

NFT販売所が徴収する手数料が、常時0.5%と安価なのが最大の特徴。

日本語にも対応しているので、英語が苦手な方でも安心して使えますがNFTの新規作成・発行はできません。

二次流通の手数料に関しては、購入者が決定権を持つなどの仕組みがあります。

X2Y2トークンの発行や、NFTローンなど独自のサービスも展開しており、OpenSeaやBlurには及ばないものの、一定数の支持を集めている販売サイトです。

販売サイト名X2Y2
販売コンテンツデジタルアート・音楽・動画・ドメインアドレス・メタバース上の土地など
オリジナルNFT発行・出品不可
手数料販売手数料:0.5% ロイヤリティは購入者の任意設定可
決済手段イーサリアム
対応ウォレットメタマスクなど
対応ネットワークイーサリアム
日本語対応対応

Foundationは、「招待制」による出品と、「オークション形式販売」の2つの特徴がありました。

今は、両方とも廃止され、誰でも出品可能になり、固定価格での販売も可能に。

洗練されたサイト設計は、他の取引所と見比べて定評がありますが、他の魅力がないのが正直なところ。

販売所手数料も、一時流通15%、二次流通時には5%と他のNFT販売所に比較して非常に割高な点もあり、メリットが希薄化してしまいました。

販売サイト名Foundation
販売コンテンツデジタルアート
オリジナルNFT発行・出品無料
手数料販売手数料:一次15% 二次流通:5%
決済手段イーサリアム
対応ウォレットメタマスクなど
対応ネットワークイーサリアム
日本語対応非対応

2022年1月にOpenSeaに対抗する形で誕生したNFT販売サイト。

イーサリアムチェーンに対応
仮想通貨・LooksRare(LOOKS)を発行
取引手数料がOpenSeaに比べて安い

仮想通貨・LOOKSを発行しており、運営への方針投票権となるほか、ユーザーへの還元として無料配布されることもありました。

また、販売所が徴収する利用料は2%と当初より安価な部類でしたが、現在は無料に引き下げています。

販売サイト名LooksRare
販売コンテンツデジタルアート
オリジナルNFT発行・出品不可
手数料無料
決済手段イーサリアム・LOOKS
対応ウォレットメタマスクなど
対応ネットワークイーサリアム
日本語対応対応

ブロックチェーンSolana(ソラナ)のNFTを中心に販売しているサイト。

SolanaのNFT販売所では世界最大級
デジタルアートとゲームに特化
STEPNのSolanaチェーン対応NFTスニーカー売買で注目を集めた

主軸のSolanaの他に、ポリゴンも販売しています。

2023年3月22日にビットコインのチェーン「Ordinals」に対応したことで一躍注目を集めました。

NFT出品は無料ですが、独自のNFTを生成・販売するには審査を通らないとできないため、参入ハードルは高く設定されています。

PFPのNFT以外にも、ゲームアイテムの売買もされています。

STEPNのSolanaチェーンNFTスニーカーが売買できるサイトとして人気になりました。

販売所手数料は2%となっています。

また、OpenSeaとBlurのマーケットプレイス騒動で大きく揺れた「ロイヤリティ」問題ですが、同サイトはこのロイヤリティを確実に徴収するようにし、NFTプロジェクトを保護していくとのこと。

OpenSeaとBlurのトレーダーを囲い込む消耗戦から、MagicEdenは一気に抜き出て覇権を取る可能性も充分考えられる今注目のマーケットプレイスです。

販売サイト名Magic Eden
販売コンテンツデジタルアート・ゲーム
オリジナルNFT発行・出品審査制
手数料販売手数料:2% ロイヤリティ:運営者設定
決済手段ビットコイン・イーサリアム・ポリゴン・SOL
対応ウォレットメタマスク・Phantom、Solflare、Sollet、Torus、Ledgerなど
対応ネットワークビットコイン・イーサリアム・ソラーナ
日本語対応非対応

複数のチェーンに対応しているNFT販売所で、海外に向けて展開していましたが、逆輸入する形で日本にてサービスが開始されました。

日本発の海外向けNFT販売所の逆輸入
デジタルアート特化
さまざまなチェーンに対応

NFTを使ったゲームと、PFPを中心としたコレクタブルという種類に特化し、音楽や写真NFTは販売していません。

また、オリジナルのNFT発行・発売機能はなく、他のNFT販売サイトで入手したものを販売するサイトとなっています。

運営企業が日本ということもあり、日本語対応もばっちりで使いやすい設計です。

販売サイト名TofuNFT
販売コンテンツデジタルアート・ゲーム
オリジナルNFT発行・出品無料
手数料販売手数料:5% ロイヤリティ:運営者設定
決済手段イーサリアム・ポリゴン・BNBなど
対応ウォレットメタマスク・WalletConnect・im Token・Trust Walletなど
対応ネットワークイーサリアム・BNB・ポリゴン・Avalancheなど
日本語対応対応

あの通販大手のAmazonも、NFT販売サイトを立ち上げるのではとの話も上がってきています。

現時点では情報が不確定なのですが、どうやら「Amazon Digital Marketplace」と呼ばれる独自のNFT販売サイトを準備中のようです。

Web2の大手がNFT事業に参入する初めてのケースとなるため、どのような打ち手を打ってくるのか気になりますね。

プライベートチェーン版かパブリックチェーン版か

NFT販売サイトによって、チェーンの種類が異なるため、対応方法も変わってきます。

プライベートチェーンでは、基本的に企業サービスに連携する必要があります。

独自のアカウント作成や、Googleアカウント・LINEアカウントとの紐付け等で使えるパターンが多くあります。

販売サイトによってはクレジットカードの情報登録まで求められるので、ちょっと面倒に感じるところもあります。

一方、パブリックチェーンでは、メタマスクに代表されるデジタルウォレットを接続(コネクト)するだけで使用可能になります。

メールアドレスを追加で登録することで、通知機能などより便利に使えるようになります。

NFT販売サイトの使い方

ここではNFT販売プラットフォームでNFTを買う手順を3ステップで解説します。

各マーケットプレイスによって細かな操作手順が異なる部分がありますが、大まかな流れは以下の通り。

NFT販売サイトで購入する準備

  • 仮想通貨取引所で口座開設し、仮想通貨を準備する
  • メタマスクなどのウォレットを準備し、仮想通貨を送金しておく
  • 取引したいNFT販売サイトにメタマスクなどのウォレットを接続する

それぞれ解説していきます。

国内仮想通貨取引所で口座開設して仮想通貨を準備

NFT作品を購入するには、仮想通貨を準備する必要があります。

金融庁からの認可対象となる暗号資産交換業を有している国内取引所であれば、どこでもOK。

ごく稀に認可を得ていない取引所から、悪質な取引を持ちかけられる場合などもあるそうなのでご注意を。

おすすめは、コインチェックビットバンクGMOコイン

開設費用・口座維持費用などはかかりませんので安心してください。

口座開設後、必要となる仮想通貨を準備しましょう。

ほとんどのNFTがイーサリアムチェーンのため、ETH(イーサ)という仮想通貨が必要となります。

メタマスクなどウォレット作成し、送金する

次に、NFTや仮想通貨を保管する個人管理のウォレットを準備しましょう。

代表的なものはメタマスク。

Google Chromeの拡張機能から無料で追加可能な上、ほとんどのNFT販売サイトで使えるので便利です。

詳しい導入方法や注意点はこちらの記事にまとめていますので参照してみてください。

参考記事

導入できたら、国内取引所で取得した仮想通貨をメタマスクに送金しておきます。

送金先を間違えたりすると、二度と戻ってこなくなるので注意して送金してください。

取引したいNFT販売サイトにウォレットを接続する

ウォレットに送金が完了したら、いよいよNFTマーケットプレイスに接続しましょう。

注意点としては詐欺サイトに気をつけること。

検索エンジンでNFT販売所を検索すると、上位に偽サイト/詐欺サイトが引っかかる場合があります。

検索サイトでは、有料で広告を出すと上位表示されます。

偽サイトが、有料で上位表示させて詐欺サイトにアクセスするように仕掛けてきています。

各サイトの公式サイトを間違えないようにアクセスしましょう。

NFT販売サイトを利用する上での注意すべき点

どのNFT販売所でも売買をはじめる際に、注意すべき点があります。

販売サイトの注意点

  • 運営サポートやヘルプは見つけやすいか
  • 詐欺プロジェクトや偽物に気をつける
  • 投資は完全な自己責任の世界であること
  • チェーンの違いを理解しておく

それぞれ解説しますね。

運営サポートまで辿り着きやすいか

はじめに、販売サイトの運営サポートや問い合わせ先を見つけておきましょう。

海外サイトをはじめ、NFTの売買にトラブルはつきもの。

販売サイト内でのバグやエラーといったトラブルは、サイト運営に問い合わせしないと解決しません

何か困ったときのサポート・問い合わせ先を事前に把握しておくことで、困った時にすぐに質問を投げられます。

販売サイトによっては、運営サポートが見つかりにくい・分かりづらい設計になっているところも。

問い合わせ先がどこにあるのか?事前にチェックしておくのをおすすめします。

詐欺プロジェクトや偽物に気をつける

正しいNFT販売サイト内でも、偽物のコレクションが出品されている場合があります。

本物CNCコレクション
本物
偽物CNCコレクション
偽物

NFT技術そのものをコピーしているのではなく、あくまで表面的なデザインである画像やコレクション名などを巧妙にコピーし騙そうとしてきます。

販売サイト側が、正しい判断に基づいて対応してくれない限り、この手の詐欺は頻繁に出没するのが現状。

売上高やオーナー数、販売点数などコピーできない箇所をしっかりと見比べ、偽物を飛びついて購入することないようにしましょう。

投資は完全な自己責任の世界

NFTをはじめとしたWeb3の世界でも、Web2の世界でも、投資は自己責任。

NFTプロジェクトの多くは、販売直後が盛り上がり、その後価格も注目度も沈んでいってしまいます。

しかも、NFTの売買には仮想通貨が必要なため、NFT自体が値上がりしていても、仮想通貨自体が値下がりしていたら利益が出ません。

どのNFTプロジェクトをいつ購入し、いつ売り、いつ日本円に戻すのか?

複合的な判断しないと、リターンを得るのは簡単ではありません。

プライベート?パブリック?チェーンの違い

日本円で購入できるプライベートチェーンでは、決済がクレジット決済なのでスムーズですが、企業サービスのため相応のリスクも。

プライベートチェーンのリスク

企業サービスなので、サービスの改変・終了により使えなくなる
高額な手数料で売買利益が出しにくい
流動性が低い

最も怖いのが、プライベートチェーンNFTは企業サービスのためサービス終了とともに無価値になってしまう点。

他のサイトに持ち出すことはできず、また売買利用者も限定的で手数料も割高な傾向にあります。

パブリックチェーンのリスク

仮想通貨の価格に左右される
参入障壁が非常に高い

NFT取引には仮想通貨が必要なため、基軸通貨となる仮想通貨の価格に大きく左右されてしまいます。

そのため、仮想通貨価格が暴落すると、市場が一気に冷え込み、売買も鈍化してしまいます。

また、仮想通貨の入手やメタマスクの導入・英語の理解に最低限のリテラシーがNFT売買には必要なため、まだまだ市場規模が小さい状態。

大手企業や著名人の参入もまだない狭い世界ですが、これから多方面で使われる技術なのは間違いなさそうです。

NFT販売サイトへNFTを出品する手順

ここでは、NFT販売サイトでNFTを出品する手順を3ステップで解説します。

各販売サイトによって細かな操作手順が異なる部分があるのと、出品できない販売サイトもあるので注意してください。

出品したいデジタルデータを準備しよう

はじめに、NFTとして販売したいデジタルデータを準備しましょう。

NFTでは絵画・音楽・動画・ゲームアイテムやメタバースアセットなど様々なものがあります。

デジタルアートや音楽などの出品する際は、著作権などの権利まわりに気をつけて作成しましょう。

基本的には、1作品につき100MB以内のデジタルデータであれば出品可能です。

メタマスクをNFT販売サイトに接続する

NFTマーケットプレイスにメタマスクなどのウォレットを接続後、それぞれの販売サイトの手順に従って進めていきます。

OpenSeaを例に例えると

  • メタマスクをOpenSeaに接続する
  • コレクションページを作成する
  • 作成したコレクションページ内にデジタル作品をアップロード
  • アップロードしたデジタル作品をNFT化

詳しくは、こちらの記事で紹介しています。

販売条件を設定して出品・販売する

NFT販売は、人気の出る作品コレクションと、そうでないものに二極化します。

人気のある作品コレクションは、売買が活発に行われ、フロア(最安)価格も上昇していきますが、そうでない作品がほとんど。

個人で出品しても最初は売れないのが現実です。

NFTを売るために、作品クオリティは最低限のこと、たくさんの人に自分の作品を知ってもらう必要があります。

あらゆる経験や知識を活かして広めていきましょう。

過去には販売サイトがハッキングされる事件が発生

国内のNFT販売サイト「nanakusa」が、2021年にハッキングに遭いNFTが流出する事件が発生しました。

当時のnanakusaは、日本初となるパブリックチェーンを導入した販売サイトだけに、業界関係者は騒然。

この結果を受け、nanakusaはSBIグループに買収され、現在ではSBI NETとして再スタートをしています。

NFT販売サイトまとめ

仮想通貨が必要な世界共通で使えるパブリックチェーンと、日本円で売買可能なプライベートチェーンが存在しています。

どちらのチェーンも、メリットデメリットがあります。

ただ、企業サービスであるプライベートチェーンと、世界共通で使えるパブリックチェーンでは規模が全くの別物。

どの販売サイトにせよ、著作権やルール・モラルを守って自分に合うNFT販売サイトを見つけましょう。

Web3の用語に困ったら

NFTやWeb3の世界は最新技術が満載!そのため毎日のように新しく聞き慣れない言葉が出てきます。

その都度新しいワードを検索して調べていたら大変ですよね!

こちらの記事に、新しく出てきたWeb3のワードを用語集としてまとめています。

ブックマークしてぜひご活用ください。

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