
NFTは専門知識持ち合わせてないとできないんでしょ?
NFTは最新技術のため、まだまだ知られていないことばかり。
でも、安心してください。
NFTはいつでも誰でもスマホひとつで出品できます!
ここでは、NFTをスマホで出品する方法についてまとめました。
700点以上のNFT出品や売買を経験した私が紹介します。

NFTを始めるのに専門知識や高度なプログラムは不要!
冒頭にお伝えした通り、NFTを始めるのに、ハイスペックなパソコンや専門知識といったものは一切不要です。
最低限の知識と、やり方を知っていればスマホひとつあればNFTを出品できます。
もちろん、専門プログラムを知っていれば複雑な仕組みを設計できたりしますが、習得までの時間もかかるのでおすすめしません。
まずはNFTを出品してなれることから始めましょう!
NFT出品に必要な4点をまず用意しよう!
NFTを出品するには、以下の4つの事前準備が必要です。
- スマホ版メタマスク(MetaMask)の準備
- 仮想通貨取引所の口座開設
- 仮想通貨(ETH)の準備
- 販売したいデジタルコンテンツ

それぞれ解説しますねー!
スマホ版MetaMask(メタマスク)の準備

メタマスクって何ですか?
メタマスクとは、デジタル上のアイテムを個人管理するお財布(ウォレット)のこと。
デジタル上のものを管理するので、NFTや仮想通貨もこのお財布(ウォレット)で管理することになります。
スマホで取引するには、スマホ版メタマスクが必要です。
スマホアプリのメタマスクはiOS/Androidどちらも対応していますのでインストールとセットアップしておきましょう。
App Store:MetaMask
Google play:MetaMask
国内仮想通貨取引所

国内の仮想通貨取引所はいっぱいあるね!どこがいいんだろう?
国内の仮想通貨取引所は、たくさん存在しています。
金融庁の認可を得ている国内仮想通貨取引所であれば基本的にどこで仮想通貨(ETH:イーサ)を購入してもOK。
その中でもおすすめなのがコインチェック・ビットバンク・GMOコインの3社。
簡単に3社の特徴を解説します。
Coincheck
コインチェックはこんな人におすすめ:国内最大級の利用者がいる安心感を得たい人
コインチェックは520万DLを突破した実績を誇り、4年連続国内仮想通貨アプリダウンロード数No1を誇ります。
口座入金もクイック入金を使えば、金融機関の営業時間にかかわらず24時間365日決済可能。
コインチェックが提供している電気・ガスの契約により、支払い金額に応じたビットコインが無料でもらえるのが最大の特徴です。
※地域によって契約できないエリアがあります
公共料金の支払いをすると無料でビットコインがもらえるのはコインチェックだけです。
bitbank
ビットバンクはこんな人におすすめ:仮想通貨取引もガッツリやってみたい人
ビットバンクは、1円未満の単位で仮想通貨取引ができるのが最大の特徴。
取引板形式での取引のため、相場の需要と供給が見やすい設計です。
パソコン・スマホアプリ両方に対応しており、60種のテクニカル分析ができるので多様な相場局面にあわせた取引が可能です。
日本初のゲーム特化ブロックチェーン「oasys」トークンも、国内取引所ではビットバンクのみ取り扱っています。
GMOコイン
GMOコインはこんな人におすすめ:とにかく手数料を抑えたい人
GMOコインはとにかく手数料が安くてメイン取引所として重宝します。

実際にわたしもメイン取引所としてGMOコインを活用しています。
NFT取引に必須となるETHをウォレットに送金する手数料がかかりません。
24時間いつでも最速10分で審査完了し、取引開始できる早さや、定額積立も500円から可能という手軽さも特徴です。
仮想通貨(ETH:イーサ)
NFT売買には、仮想通貨(ETH:イーサ)が必要です。
後述で詳しく解説しますが、仮想通貨は細かな単位でも購入できます。
取引所によって最低購入金額は異なりますが、1,000円分だけ・2,500円分だけといった購入方法も可能です。

じゃぁいくら分のETH:イーサを用意したらいいの?
NFTを出品するだけであれば、先述したスマホ版メタマスクにイーサを送る手数料とは別に0.01ETHあれば充分。
ETH:イーサの価格は24時間365日変動しているので、安いタイミングで日本円からETH:イーサに両替しておきましょう。
販売したいデジタルコンテンツ
販売するコンテンツは、制限が3つあります。
逆に言えばその制限さえクリアしていれば、NFTとして出品可能です。
NFTとして出品できる制限はこちらの3つ
- 容量制限
- 拡張子・ファイル形式
- デジタルコンテンツ
容量制限
作品1点あたりの容量は、100MBまでと制限されています。これを超える容量はNFT化して出品できません。
2022年8月くらいを前後に40MBから100MBまでになりました。
容量オーバーの場合は、画質を落としたり圧縮するなどして制限内に収める必要があります。
拡張子・ファイル形式
出品できるファイル形式・拡張子は JPG・GIF・PNG・SVG・MP4・WEBM・MP3・WAV・OGG・GLB・GLTF となっています。
その他のファイル形式ではアップロードできません。
デジタルコンテンツ
販売できるデジタルコンテンツとしては、4種類で画像・音楽・動画・3Dモデルとなっています。
これらも1点あたりの容量が100MBとなっているので高画質な画像や動画はNFTとして販売できません。
OpenSeaをすすめる3つの理由
上記4点の準備が整ったところで、今度はNFTとしてどこに出品するのか?が問題ですよね。

NFTにするには?どこで売買するのがいい?
結論先に言うと、OpenSea(オープンシー)というNFT売買プラットフォームが最もおすすめ。
OpenSeaがおすすめな理由は3つ。
- 世界最大のマーケットプレイス
- 利用料・維持費ゼロ
- 日本語に対応している
NFTを売買する場所(プラットフォームといいます)は数多く存在していますが、OpenSeaがおすすめな理由をここでは解説していきますね。
世界最大のマーケットプレイス
ご存じですか?OpenSeaは世界最大のNFTマーケットプレイスなんです。
NFTを売買できるプラットフォーム(取扱所)は世界に数あれど、OpenSeaのNFT売買量は他と比べ物になりません!

2022年12月のNFT取引高ランキングです。
いざNFTを出品するのに、利用者が100人しかいないところに出品するのか、10,000人いるところに出品するのがいいか、考えるまでもありませんね。
利用料・維持費ゼロ

維持費や利用料も無料?
なんだか賃貸の案内みたいになりましたが笑OpenSeaは維持費や手数料もゼロです。
OpenSeaは、世界最大のマーケットプレイスでありながら、NFTの出品手数料や維持費用といったものはかかりません!
2022年5月までは、初回NFT出品手数料がかかっていましたが、現在では廃止されて誰でも無料でNFTを出品できるようになっています。

古い情報のままだと、初期出品は有料と書かれていますが、現在かかりません
世界最大のマーケットプレイスに無料でNFTを出品できるのは非常に大きなメリットですよね?
日本語に対応している

でも、海外サイトでしょ?英語は一言もわからないから、無理だなぁ
はい、わたしも英語さっぱりです・・・しかし、OpenSeaは日本語に対応しています!
使う分には充分理解できるレベルなのでご安心ください。
もちろんOpenSea上の表記を英語から日本語に変更するだけなので、無料ですw
世界最大のNFTマーケットプレイスが、日本語対応している上、無料でNFTを出品できます。
OpenSeaを使わない理由、ありますか?
OpenSeaにNFTを出品するために準備しておく7項目
NFTを出品/販売する前に、事前準備しておく項目は7点。


- バナー
- アイキャッチ
- アイコン
- ディスクリプション
- 販売価格
- 販売数
- クリエイターフィー
必要な画像・情報は事前に準備しておくと、その後の登録がスムーズです。
また、空欄だと出品できない箇所もあるので、事前に考えておきましょう。
1.バナーは1400×400が推奨サイズ。
2.Featured image:アイキャッチで推奨サイズは600×400です。
3.アイコンサイズ:アイコンサイズは350×350。
4.ディスクリプション:ディスクリプションは、コレクションの商品説明となる部分。日本語と英語併記するのが望ましい。
5.販売価格:価格は仮想通貨ETH(イーサ)にてやりとりです。
日本円とのレートが毎日変わっているので非常にわかりづらく感じる部分です。
そのため、ETHはETHとして割り切って価格設定してみるのがいいでしょう。
6.販売数:販売数も事前に考えておきましょう。全く同じものを、複数点出品することも可能です。
7.クリエイターフィーとは、二次流通以降(わかりやすく中古と考えてください)の販売が発生した際、発売元にも売上の一部が入ってくる仕組み。
0〜10%で自由に設定可能。
日本ではたいして気にされていませんが、海外だと高くなればなるほどシビアにみられる傾向にあります。
スマホでNFTを5ステップで出品する
ここまではNFTを出品する前に考えておく項目などをお伝えしました。
ここからは、実際にスマホでNFTを出品する方法について、5ステップで解説していきます。
1:スマホメタマスクでOpenSeaに接続する
スマホ版メタマスクを起動します。

起動後、ブラウザからOpenSeaにアクセスしましょう。公式はopensea.ioです。

OpenSeaが開きました。

2:コレクションを作成しよう
はじめに、作品を納める自分のコレクションを作成します。右上の3本線をタップします。

中にある「Create」をタップします。

署名を求められます。

OpenSeaにウォレットを変更していいよという署名で問題ないですよ

My Collectionsを作成する画面に移行します。「Create α collection」をタップします。

3:出品するアイテムをコレクションに登録しよう
これらの場所を埋めていきます。


「Create α collection」で自分のコレクションを登録しましょう。
Logo image:350×350サイズのアイコンを使います。

コレクションを作成し、その中に作品を納めるステップです。
Featured image:アイキャッチです。推奨サイズが600×400。

Banner image:サイズは1400×350が推奨。
Name:コレクション名。早い者勝ちのためすでに他のユーザーが使っている場合は、同じコレクション名が使えません。

URL:外部のURLがあれば記載します。(空欄でもOK)
Description:商品説明欄。日本語以外に英語を併記してあげるのが好ましい。

Select α category:OpenSea上のカテゴリー分類を決めます。

最も近いニュアンスで選択を。基本的には「Art」カテゴリーに分類されます。

「Art」を選択すると、小分類を選択するよう求められます。

各種SNS用の画像であれば「PFPs」に該当します。

ちかいものがない場合、直接入力してタグ付けも可能。


Links:外部のリンクがあればここで設定を。(後ほど追加や変更可能です)
Creator fees:クリエイターフィー。二次流通での売上を、別のウォレットに収集する場合、「Add address」でウォレットアドレスを追加してください。

Blockchain:出品するブロックチェーン選択。基本的にはEthereum(イーサリアム)かPolygon(ポリゴン)の2択です。

Ethereum(イーサリアム)が使い勝手に長けているので、こだわりがなければデフォルトのEthereum(イーサリアム)のままがおすすめ。
| Polygon(ポリゴン) | Ethereum(イーサ) |
ガス代 | 非常に安価 | 高め・安い時もある |
利用者数 | 少ない | 非常に多い |
売買 | 少ない | 非常に多い |
ネットワーク安定度 | 不安定 | 非常に安定 |
アイテム数 | 少ない | 非常に多い |
価格帯 | 非常に安い | 幅広い |
入手経路 | OpenSeaで黒ETHから両替(ブリッジ) | 国内取引所から購入可 |
円換算 | 直接できない(ETHに戻す必要あり) | できる |
Displpay theme:表示方法。好みで選択してください。

Explict&sensitive content:いわゆるエログロ作品の場合は、スライドをオンに。(デフォルトはオフです)
Show OpenRarity ranking:複数点作品でレアリティ設定表記する場合はスライドをオンに。
項目にもれ抜けなければ「Create」をタップします。

まれに、このような表記になる場合もありますが、コレクションは作成できているので再度OpenSeaに入り直しましょう。

自分のコレクションが表示されます。

4:登録したアイテムをリスト(出品)しよう
コレクションが完成したら、作品をNFT化していく作業です。

ここからは日本語表記にて解説していますね。
コレクションの右上にある3点線から「アイテムを追加」をタップ。

新規アイテムを作成と表示されます。デジタルアイテムをアップロードします。

名前:作品名です。
外部リンク:外部の作品紹介リンクがあればここに。
説明:日本語と英語併記で説明を。

コレクション:先ほど作成したコレクションが表示されていますので選択を。
プロパティ/レベル:加える必要がある場合は加えましょう。
統計:検索結果を絞れますが、現状ほとんど使われていません。
ロック解除可能なコンテンツ:購入者限定特典を同梱する場合はこちらに加えられます。
(購入者限定のコンテンツ閲覧・ダウンロードリンクなど)
露骨でセンシティブなコンテンツ:いわゆるエログロの場合はオンに。(デフォルトはオフ)

供給:同一のものを複数出品したい時は数量を変更します。
ブロックチェーン:コレクションと同一チェーンを選択しましょう。
メタデータを凍結:凍結すると、OpenSeaが使えなくなっても画像自体は残り続けますが、有料になるのとほとんどのNFTで使っていません。
「作成」をタップします。

問題なければほぼ完了という画面が出ます。「私はロボットではありません」にチェックを入れましょう。

簡単なテスト実施後

作品展示完了!

5.OpenSeaにリスト(値段をつけて陳列)しよう
最後に、値段を設定しましょう。値段を決めて陳列する行為を「リスト」と言います。「販売」をタップしましょう。

販売用に出品のところに、それぞれ数値を入れましょう。
数値は、作品を作った際の個数が最大値です。

販売期間を設定します。

1日の販売〜最大6ヶ月までの期間で選択可能です。特別理由がなければ販売期間を長くとるといいでしょう。

その他のオプション設定です。
バンドル;他のもの(AとB)と抱き合わせで購入してもらう手法。購入者が自由に選べないので敬遠される販売手法です。
特定の購入者向けに予約:指定したウォレット以外には、販売できない設定です。指定外のウォレットでは購入できなくなります。
上記設定が終われば、「リスティングの掲載を完了」をタップしましょう。

OpenSeaから署名を求められます。このウォレットからOpenSeaにリスト(販売)するので間違い無いよね?という署名です。
費用が取られるものではありませんので安心してください。

無事にアイテムが出品されました!

NFTに関するよくあるQ&A
OpenSeaの表記を日本語に変更したい
スマホメタマスクでOpenSeaにアクセスした後、右上の三本線をタップします。

「Language」をタップします。

日本語をタップすると、自動で日本語に表記が変更されますよ。

NFTとして出品できるものは?
先述した通り、3つの条件全てをクリアしていればNFTとして出品できます。
容量:1点あたり100MB
拡張子・ファイル形式:JPG・GIF・PNG・SVG・MP4・WEBM・MP3・WAV・OGG・GLB・GLTF
コンテンツ:画像・音楽・動画・3Dモデル
どんなNFTが売れる?
2022年の国内市況の話で言えば、PFPの売買が活発でした。
PFPは(ProFilePictureの略)で、各SNSアイコンに用いられる作品のこと。
Twitterやインスタなどのアイコンとして使われるので、どんなアイコンならウケるのか?映えるのか研究してみてはいかがでしょうか?
NFTを高く売るコツを知りたい
大前提として作品クオリティが絶対条件です。
その上で、作品をたくさんの人に届けることが重要。
どうやって作品を知ってもらうか?販売者・クリエイターとしての認知をどう獲得していくか?
数ある大きな百貨店にちょこんと展示しただけでは売れません。どうやって売るか?はあなた次第です。
NFTが売れない!解決策はある?
基本的に、NFTにしたらなんでも売れると思っている状態が誤りです。
いくつか売れない理由は5点ほど考えられます。
- 設定価格
- マーケティング・認知
- 作品・コレクションの魅力
- クリエイターの魅力
- ネットワーク(Polygon→ETH)

それぞれできるところ見直していきましょう
NFTを勉強する方法はある?
最もいい方法は、自分自身でNFTを購入したり出品したりといった実体験を繰り返すことです。
その中で、得られた知見はどんな書籍の内容よりも自分の身になっています。
<まとめ>NFTは難しくない!
NFTは、まだまだこれから本格的に普及してくる技術で、今回紹介したNFTの出品もその技術を用いた販売方法のひとつにしかすぎません。
今後NFTの技術は様々な部分に使われてくるのは間違いありません。
それでも、技術も経験も持ち合わせていなくても、たった5ステップでNFTを作れて販売できちゃいましたよね。
複雑な機能や知識・経験がなくても簡単な知識さえ持っていれば意外にできてしまいます。
まずは体験してみてはいかがですか?
NFTやWeb3用語に困ったら
NFT売買やWeb3と呼ばれる世界では、聞きなれないワードが続々出てきます。
それもそのはず。NETやメタバースといったWeb3と呼ばれる領域の技術は生まれたばかり。
毎日のように技術改善や新しい発見がされていき、都度新しいワードが誕生しています。
その都度調べていたら大変ですよね。
そんな馴染みのない言葉を、こちらの記事でまとめています。
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