引っ越しや買い替えで不要となった家電を処分したい!
捨てるのはお金がかかるから、買い取ってもらいたい。
でも、どうせ売るなら少しでも高く買い取って欲しいものですよね?
どうしたら少しでも高く買い取ってくれるんだろう?
実際にリサイクルショップ勤務経験者が、少しでも高く売るためのコツを伝授いたします!
家電を高く売るコツ
- 付属品は揃えて持っていく
- みためのキレイさを意識する
- 季節に合わせて持っていこう
それぞれ解説いたします。
付属品は揃えて持っていく
最新の家電製品は使いこなせないくらい、とても機能が充実しているものがあります。
代表的なものであげれば、オーブンレンジ。
物を温める機能としてのレンジ機能は使うことができても
調理で使う際のオーブン機能に関しては大抵の方がレシピ集や説明書を一読しないと理解が難しいと思います。
電気圧力鍋もレシピ集や説明書があるととても重宝しますよね。
逆になくても困らない電化製品の代表としては、電子レンジ。
ただ単にお弁当やご飯を温めるだけに説明書を読んでから使う方はいらっしゃらないと思います。
また、単身向けの2ドア冷蔵庫までのサイズもいらない家電製品の一つです。
温度調整メモリがあるくらいで、基本的には電源を差してほぼそのままで一年中使えますよね。
使う際に機能が単純なものほど、説明書はなくても査定金額に響くことはありません。
逆に操作が複雑であったり、機能が充実している電化製品には説明書はとても重要です。
分からなければ使い方はググればOKでしょ?と思われますが、実は紙の説明書は意外とポイントが高いんです。
なぜならリサイクルショップの利用者は、ネット検索に強くない方もたくさんいらっしゃるから。
ネット検索に決して強くない方が電化製品の使い方を調べるには、紙の説明書が1番の頼りなんです。
ネット検索せずともご自身で使い方を調べられるツール、それが紙の説明書になります。
複雑な機能を備えた家電製品は、説明書は必須です。
説明書があることにより、ネット検索にさほど強くない方でも購入しやすくなりますので
店舗としては非常に売れやすくなりますので、高評価しやすくなります。
そのため複雑な機能を備えた家電製品を売る時には、説明書を必ず一緒に持っていきましょう。
みためのキレイさを意識する
非常に勘違いされやすいのですが、リサイクルショップでは買取価格と販売金額の利ざやが100%利益だから
ぼったくりなんだ!と勘違いされますが、決してその様なことはありません。
あくまで例えですが、1000円にて買取をした品物Aを、10000円で販売するとします。
個人であれば、その品物Aが売れれば差額の9000円がそのまま利益になりますが、店舗ではそうなりません。
そこには見えない「コスト」がのっているからです。
品物Aを買取した後、商品として展示するまでにいくつかの行程をえます。
問題がないかの動作確認、商品として陳列するまでの清掃、値札を作成する、陳列する、レジでの販売をする、
保証書を添付するといったすべての工程において人件費や施設設備費、家賃に光熱費がかかってきます。
個人なら、ガソリン代や梱包費、発送費だけ計上するかと思いますが、あくまで自分ひとりのお話。
場所を借りて、人を雇って行えばわかるかと思いますが、そうしたコストが実際にはかかっています。
買取したものが、100%設定金額で売れるのであればいいのですが、売れ残ったり
壊れた場合は返品を受け付けますし、場合によっては修理や交換も手配しています。
そうした見えないコストやリスクもすべて店舗が引き受けているので、
リスクやコストが見えていない方が、利ざやの部分だけを直接差し引いてみてしまうと
「ぼったくりだ!」となってしまうのはそうした事情があるんです。
ここで何が言いたいかといえば、そうした「コスト」を売り手側が払ってしまうんです。
清掃という店舗で本来支払うべき「コスト」を、売り手側が支払ってしまいましょう。
例えば電子レンジ。
扉を開けたら、内部が油や汚れまみれになっていて汚い状態の電子レンジと
すぐ次の方がそのまま使えそうなほどキレイな状態に清掃してある電子レンジ。
当然ですが、後者のキレイな状態に清掃してある電子レンジの方がいいですよね。
掃除機はよくありました。
ゴミをパンパンに吸い込んだまま、詰めたまま持ち込まれる掃除機と
ゴミもなく、見える箇所だけはキレイにふきあげてある掃除機。
同じメーカーや型番、年式や状態面であっても間違いなくキレイにふきあげている掃除機の買取金額を上げます。
状態によっては、前者の掃除機は買取をお断りする場合もありました。
なぜなら、掃除機の掃除は非常に手間と時間の「コスト」がかかるからです。
誰のどんな状況のいつのゴミが入った掃除機を掃除する立場になってみてください・・・恐怖ですよ。
もちろん、完全に分解清掃をしろというわけではありません。
分解清掃して元に戻せなくなってしまったり、壊れてしまっては元も子もありませんから。
普段メンテナンスをするかと思いますので、それと合わせて表面を雑巾で拭き上げるくらいでも
みためは十分キレイになります。
持参する前に、清掃をお忘れなく!
季節に合わせて持っていこう
電化製品と大きなくくりでお伝えしていますが、
電化製品でも、活躍する季節が限られているものがあります。
扇風機や除湿機、加湿器に暖房器具です。
「季節家電」と呼ばれる電化製品ですね。
季節家電はその名の通り、特定の季節に活躍する電化製品の一部です。
梅雨時期や夏場メインで活躍する扇風機に除湿機。
冬場の寒い乾燥した時期に活躍する、暖房器具に加湿器。
それぞれ活躍する季節が違いますよね。
真夏の7、8月に店舗に売りに出すならストーブよりも扇風機です。
逆に11月12月と寒い季節に入っていれば、扇風機よりもストーブやヒーターを売りに出した方が
すぐ使う人が見つかる、買い手が見つかりやすいので高評価しやすいですよね。
売るタイミングの見極めとしては
そのアイテムを自分が買ったらすぐ使うかどうか?
です。
暖房器具と扇風機の例で言えば分かりやすいかと思います。
買ってからすぐに使う季節なのか?それとも数ヶ月〜半年活躍するタイミングが先なのか?
すぐに活躍する季節であれば、売るタイミングで間違いないと思います。
ただし、季節家電が活躍する季節が進行すればするほど活躍する期間も短くなっていくため
評価も徐々に下がっていきますので手放すタイミングの見極めはお早めに。
※あくまで月は目安です。店舗の在庫状況や季節の気温によって前後する可能性が大きいので参考までにどうぞ。
- 除湿機 4〜6月
- 扇風機などの夏物家電 5〜7月
- ヒーターなどの暖房器具 10月〜12月
- 加湿器 1月〜3月
他にも新生活が始まる2〜4月は需要と供給がどちらも高まるため、
在庫不足となりやすい電子レンジや照明器具、炊飯器といった
季節に左右されにくいものはそうした時期を利用するといいですね。
まとめ
- 紙の説明書は操作が複雑になる家電製品は必須です!売る時には忘れずに持参しましょう。
- みためとても大事。普段のメンテナンスに加えてできる部分の掃除をしてキレイに整えてから持ち込もう!
- 手放す季節を考えましょう。来月には使い出すよなーという直前の時期がベスト!
年中使う家電製品であれば、需要が高まる2−4月の新生活のタイミングがベターです
それぞれを対応した上で売りに出すだけでも大きく金額が変わってくいるはず!
ぜひ利用してみてください!