イーサリアムチェーンのパ◯リに近いプロジェクトがたくさん目につきませんか？
イーサリアムチェーンからチェーンを変更しただけのプロジェクトや既存コレクションのパクリを極力排除して勝手におすすめコレクションをまとめました。
どのコレクションにどんな特徴やおすすめポイントがあるのか、本記事では9点のプロジェクトを簡単に紹介いたします。
Ordinals購入への判断材料にぜひ役立ててください。
※当記事は投資アドバイスでは一切ありません。最終的な投資判断はご自身の判断にてお願いいたします。
OrdinalsとNFTの違いを理解しよう
そもそもOrdinalsって何ですか？
Ordinalsとはひとことで説明すると、ビットコインNFTのことです。
特徴としてイーサリアムチェーンのNFTとOrdinalsは、4つの観点で大きな違いがあります。
それぞれ見ていきましょう
高い透明性
Ordinalsは、ビットコインのベースレイヤーに直接Inscribeする（書き込む）ことで画像を生成します。
ブロックチェーンに直接書き込むため、チェーンの性質上一度生成したOrdinalsの改ざん・コピーは不可能。
一方一般的なイーサリアムチェーンのNFTは、ブロックサイズが小さいため画像データをブロックチェーンに直接書き込めません、
別サーバに置いてあるNFTの画像データを呼び出すことで表示させていますが保管サーバーがクラッシュしたりサーバー停止やメンテナンスなど発生すると見れなくなります。
さらに参照先を変更するなどの運営都合による変更が可能。
Ordinalsはすべてがチェーン上で行われるオンチェーンのため、従来のNFTよりも高い透明性があります。
高度なセキュリティ
イーサリアムチェーンでのNFT取引は、ベースレイヤーとは異なるレイヤー2で処理されています。
しかしOrdinalsは、ビットコインのベースレイヤーのみで直接処理されます。
この直接処理で発生するメリットとして不正やスキャムが入り込む余地がないこと。
イーサリアムでは異なるレイヤーでの処理が必要なため、そのタイミングで不正やスキャムが入る可能性がありました。
スキャムによる「Set Approval for All」が代表例ですね
しかしビットコインにはメインレイヤーでの送金処理しかなく、その中でのみ直接取引されます。
つまり不正・スキャムが入り込む余地が非常に少なくなるので安全性が高いのが特徴です。
もちろん今後詐欺や不正を働こうとする動きは出てくることが予想されるので、従来同様に十分注意を払っておきましょう。
格段に高い希少性
Ordinalsは発行上限が限定されている希少性があります。
Ordinalsは2,100万枚と発行上限があるビットコインのブロックチェーンに書き込まれています。
理論上satoshi換算で最大2兆1,000億個が上限のため、これ以上Inscriptionできません。
従来型NFTは同一のデータから複数枚NFTがミントできるので、本当の意味で希少性が担保されているかは疑問符がつく部分。
また、メタデータ参照先（画像が置いてあるサーバー）を変更してしまえば画像変更も可能。
Ordinalsは発行上限が限定されているという希少性があり、従来のNFTと異なる点でもあります。
ロイヤリティが存在しない
NFT取引の象徴ともいえる「ロイヤリティ」が、Ordinalsには存在しません。
Inscriptions do not pretend to support on-chain royalties.
On-chain royalties are a good idea in theory but not in practice. Royalty payment cannot be enforced on-chain without complex and invasive restrictions. The Ethereum NFT ecosystem is currently grappling with confusion around royalties, and is collectively coming to grips with the reality that on-chain royalties, which were messaged to artists as an advantage of NFTs, are not possible, while platforms race to the bottom and remove royalty support.
Inscriptions avoid this situation entirely by making no false promises of supporting royalties on-chain, thus avoiding the confusion, chaos, and negativity of the Ethereum NFT situation.
https://docs.ordinals.com/introduction.html
上記はOrdinalsの産みの親「rodarmor」氏の「Ordinal theory」に書かれています。
ロイヤリティは非常にいいアイディアであると前置きした上で、プラットフォームはロイヤリティを削除し続けていると語っています。
OrdinalsはイーサリアムNFTのロイヤリティ問題における混乱を回避できるとしています。
Ordinalsはオンチェーンのためロイヤリティが存在しない点で従来のNFTと大きく異なります。
Ordinals取引ができるウォレットを作ろう
Ordinalsはビットコイン（BTC）に対応していないメタマスクでは取引できません。
ビットコイン版NFT「Ordinals」専用のウォレットが必要です。
そのうち、マーケットプレイス専用ウォレット
Ordinals wallet
ORDSWAP
スマホアプリ対応
Google Chrome拡張機能
となっています。
いまのところXverseであれば、Ordinals主要取引所であるMagicEden・Ordinals Wallet両方に対応できるのでおすすめです。
こちらの記事でXverseウォレットの作成方法を解説しています。
ビットコイン（BTC）の送金手数料が高い！
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Ordinalsのおすすめプロジェクト例
Ordinalsを代表するプロジェクトを紹介いたします。
- Bitcoin Rocks
- Pixel pepes
- TwelveFold
- Space pepes
- Ordinal Umeko Punks
- Bitcoin Frogs
- Clay Pepes
- BTC Machines
- Pixel mumus
それぞれ見ていきましょう。
※当記事は投資アドバイスでは一切ありません。最終的な投資判断はご自身の判断にてお願いいたします。
Bitcoin Rocks
| 取扱マーケットプレイス | Ordinals wallet |
| 発行点数 | 100 |
| Inscription | #71-247 |
| フロア価格（執筆時） | 7BTC |
Bitcoin Rocksは、イーサリアムの「Ether Rock」を模倣したプロジェクト。
Ether Rockはブロック上で最も古いNFTのひとつと言われており、Bitcoin Rocksもそれにならって発売されました。
Inscriptionは250番以内に刻まれており、Ordinals（デジタルアーティファクト）界の初期プロジェクトと言われています。
Pixel pepes
| 取扱マーケットプレイス | Ordinals wallet・MagicEden |
| 発行点数 | 1,563 |
| Inscription | #170111-171690 |
| フロア価格（執筆時） | 0.084BTC |
Pixel pepesは、Ordinals史上初のエアドロップされたデジタルアーティファクトで運営はOrdinals wallet公式！
Ordinals walletの実装初期段階で活用していたユーザーに対してエアドロップされたもの。
このPixel pepes保有者に、追加のエアドロップもあるなど現在でも人気コレクション。
1,563体と発行数も非常に少ない点も高い価値を維持している理由にもなっています。
TwelveFold
| 取扱マーケットプレイス | Ordinals wallet・MagicEden |
| 発行点数 | 295 |
| Inscription | #442180-447737 |
| フロア価格（執筆時） | 2.2BTC |
TwelveFoldはBAYCなど展開するNFTプロジェクト「Yuga Labs」による初のOrdinalsコレクション。
たった1日で15億円を稼ぐなど流石の実力人気っぷりを発揮。
Yuga LabsがOrdinalsのコレクションを出した背景には、ETHが「有価証券」として訴えられたことが原因ではないかと言われています。
ETHが有価証券・投機商品としてみなされることで、公に資金提供を受けられなくなってしまいました。
そのため「Yuga Labs」もイーサリアムからOrdinalsへ移行しようとした動きではないかと見られています。
Space Pepes
| 取扱マーケットプレイス | Ordinals wallet・MagicEden |
| 発行点数 | 17,400 |
| Inscription | #941067-1037037 |
| フロア価格（執筆時） | 0.0006BTC |
Space Pepesは先述のPicel Pepesと同じくOrdinals wallet公式が運営しています。
このコレクションリリース後からレアリティが実装され、一時フロア価格が0.032BTCまで高騰。
ゲーム化を目指して開発されており、ゲーム内機体として使われることが期待されているコレクションです。
Ordinal Umeko Punks
| 取扱マーケットプレイス | Ordinals wallet・MagicEden |
| 発行点数 | 100 |
| Inscription | #174489-185540 |
| フロア価格（執筆時） | 0.054BTC |
Umekoさんによるミーム作品。
本記事執筆中に一時的にOdinals walletコレクション内でTOP4にランクインする盛況ぶり。
Ordinals作品にいち早く関わっており、オーディナルズに関するnote記事は参考になります。
Bitcoin Frogs
| 取扱マーケットプレイス | Ordinals wallet・MagicEden |
| 発行点数 | 10,000 |
| Inscription | #381224-412389 |
| フロア価格（執筆時） | 0.046BTC |
中華系コミュニティ発で成功しているオーディナルズプロジェクト。
インスクリプション番号も若くオーディナルズ初期ブームには発行されていたコレクションです。
MagicEden・Ordinals walletともに比較的ランキング上位で見かけることが多いオーディナルズです。
Clay Pepes
| 取扱マーケットプレイス | Ordinals wallet・MagicEden |
| 発行点数 | 3,000 |
| Inscription | #918402-1240506 |
| フロア価格（執筆時） | 0.003 |
Clay Pepesは先述のPixel pepes保有者にプレゼントされたClay：粘土で作られたカエルのコレクション。
Ordinalsでは「エアドロ」ではなく、「画像データは渡すからinscribeは自分でしてね」というプロジェクトが多く、Clay Pepesもこのやり方でした。
イラストには表現できない粘土ならではの柔らかい雰囲気がおすすめです。
BTC Machines
| 取扱マーケットプレイス | Ordinals wallet・MagicEden |
| 発行点数 | 777 |
| Inscription | #38347-81532 |
| フロア価格（執筆時） | 0.169BTC |
BTC Machinesは、オーディナルズのかなり早い段階で発行されているコレクション。
Pixel Pepesと双璧をなすようなOrdinals wallet発のコレクションです。
発行数やリスト数も少ないのでフロア変動が大きいオーディナルズのひとつ。
過去エアドロもあり、今後も期待できそうなコレクションのひとつです。
Pixel mumus
| 取扱マーケットプレイス | Ordinals wallet・MagicEden |
| 発行点数 | 1,563 |
| Inscription | #673408-676687 |
| フロア価格（執筆時） | 0.002699 |
Pixel MumesもOrdinals walletから発売されたコレクションのひとつで、運営はPixel pepes同様Ordinals wallet公式。
Pixel pepesのセカンドコレクション？的な立ち位置で、比較的買いやすいフロア価格で推移しています。
こちらのコレクションもOrdinals wallet公式が運営しているとあって、エアドロ期待されているコレクションのひとつです。
ビットコイン（BTC）の送金手数料が痛いと感じる方へ
BTCを含めたすべての仮想通貨送金手数料が無料となるGMOコインは開設していますか？
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Ordinalsに関するよくある質問
オーディナルズを買う場合によくある質問をまとめました。
購入前にチェックしておき、慌てないようにしておきましょう。
ひとつずつチェックしておきましょう。
購入したOrdinalsが届かない！？
ビットコインは1つのブロックが約10分経過しないと出荷されず、次のブロック生成に移行しない仕組み。
イーサリアムは毎秒15件のトランザクション処理能力に対し、BTCチェーンは毎秒7件の処理能力しかありません。
さらにイーサリアムチェーンのように途中でガス代追加するスピードアップ処理も不可。
購入時のガス代をケチると何時間も届かないことがザラにあります。
ビットコインのガス代はMedium〜をしっかり支払うことをおすすめします。
Inscriptionが若い方こそ価値が高い？
結論を言うと、これから出てくるコレクションは関係ありません。
Inscription（インスクリプション）が若い数字=早くinscribe（インスクライブ：ミントと同義）されたものですが、価格に反映されているものは〜1,000番台まで。
1,000番台を超えているinscription（インスクリプション）はプラスの市場評価・価格がついているコレクションはほぼないので気にしなくてOKです。
Ordinalsにスキャムはないの？
結論を先に言うと、今のところありません。
イーサリアムチェーンでは多発しているスキャムは「スマートコントラクト」機能を介して発生しています。
イーサリアムのスマートコントラクトは、ブロックチェーン上に自動的に契約を実行する仕組みをあらかじめプログラミングしておけるのが最大の特徴。
この機能を悪用する形で現在のイーサリアムチェーンのスキャムは発生しています。
Set Approval For Allが代表的な例ですね
一方ビットコイン（Ordinals）は「スマートコントラクト」機能がなく、すべてがオンチェーン。
そのためOrdinalsにはスキャムが入り込む余地がなく、今のところスキャムはありません。
もちろん今後出てくる可能性もあるため、いままで通りセキュリティ意識は高く持っておきましょう。
Ordinalsはなんでカエルコレクションが多い？
結論を先に言うと、Twetch創業者のひとりであるJosh Petty氏がカエルキャラ「pepe」が大好きだから。
TwetchはX（旧Twitter）を広告の代わりにトークン支払いで動かしているコミュニケーションツールのひとつ。
マーケットプレイスも作成しており、その中で誕生したのが「Frog Cartel」というカエルを用いたコレクション。
その後Pixel pepesをエアドロするなどカエルを用いたコレクションを展開。
そうした彼らを敬愛する形？でさまざまなカエルを用いたコレクションが数多く展開されています。
ロードマップやユーティリティはどこで確認する？
結論を先に言うとオーディナルズはほぼノーロードマップ・ノーユーティリティです。
イーサリアムでNFT発行の目的となっている
- 仲間集め
- メタバース構想
- 他のコレクションのAL権利
こうしたものはほとんどのプロジェクトで設けていません。
プロジェクトによってdiscordはあるものの、活発な交流はほとんど見られません。
そのため、数多く発売されているOrdinalsの大半がローンチ後ミント割れ（インスクライブ割れ？）している状況です。
ビットコインのアドレスはどこ？
ビットコインを取引所からXverse Walletへ入金する場合は「Receive」→「Bitcoin」と表示されているアドレスに送金します。
画像だと最上段のアドレスです
トラベルルールがあるため、早めに送金しておくのをおすすめします。
こちらの記事でウォレットの作成手順や使い方を解説していますので参考にしてみてください。
Ordinalsデビューしてみませんか？
オーディナルズのプロジェクトについて紹介してきました。
- OrdinalsとNFTには4つの違いがある
- Ordinals取引には専用ウォレットが必要
- Ordinalsは購入してから届くまで10分〜かかる
- カエルコレクションはJosh Petty氏リスペクトのあらわれ？
ビットコインNFTとも呼ばれるOrdinalsは、イーサリアムで見たことのあるコレクションのパクリが数多く出品されています。
ほとんどのプロジェクトが関係のないファンアート的な存在で、イーサリアムのNFT同様の価値が付くとはほぼありません。
きちんと見分けた上で、本記事をきっかけに興味が持てるコレクションに出会えれば幸いです。
ビットコインの送金手数料で消耗しないために
BTCを含めたすべての仮想通貨送金手数料が無料となるGMOコインは開設していますか？
ビットフライヤー・コインチェックは送金手数料が1,500~2,000円かかる上、Xverseへ送金できないトラブルも。
最短10分で取引開始できるのでまだ開設してなければサクッと開設しておきましょう。
GMOコイン公式サイト→https://coin.z.com/jp/
