結論を先にいうと、Giveaway=無料プレゼントのことです。
NFTやトークン(仮想通貨)を無料でプレゼントする企画「Giveaway」はなぜ行うのでしょう?
- Giveaway企画の本当の狙い
- 実施者は応募者の「ココ」をみている
Giveaway参加して当選するコツをGiveaway参加者・実施者両方経験した実体験をもとにお伝えします。

Giveawayとは?やる意味は?
Giveaway(ギブアウェイ)とは、NFTやALを無料で配布する企画のこと。
X(旧Twitter)かdiscordで行われ、X(旧Twitter)上で開催されることが多くあります。
企画者によって条件は若干異なりますが、以下の条件が多く参加しやすいのがメリット。
- NFTプロジェクトや企画者の「フォロー」
- 該当ポスト(ツイート)の「いいね」と「RT」
プラスアルファとしてdiscord参加や友人メンションなどが含まれる場合もあります。
Giveawayを開催する本当のねらい
NFTやALのGiveawayを企画する意味と狙いは以下のものが大きな理由です。
- プロジェクトの認知拡大
- プロジェクトのファン創出
- 実施者や運営者のフォロワー獲得
- プロジェクトへのアテンション(注目度)獲得
マーケティング施策としてNFTのGivawayは非常に相性がいいので個人でも実施することをおすすめします。
Giveaway参加状況からNFT人気具合が分かる?


企画者はプロジェクトへの参加者やアテンション集めでGiveawayを企画します。
このGiveaway参加者の割合を分析することで、NFTプロジェクトの「現在地」がはかれます。
参加者が多ければ多いほど人気や注目度が高いNFTプロジェクトと判別可能。

画像で言えば右側(後者)が高い注目度を集めています
NFTプロジェクトの注目度を伺える指標となるのでチェックする癖をつけるといいですよ。
NFTのGiveawayをやってみた結果
わたしは2022年末にブロックチェーンゲーム「クノイチ学園」のALを配布しました。
- いいね:430件
- リツイート:400件
- フォロワー:約100名増加
わずか2日間と短期間かつNFTではなくAL権のGiveawayながら絶大な効果が得られています。
いわゆる「万アカ」と呼ばれるインフルエンサーであれば話は別ですが、一般人でこれだけ効率よくフォロワーやリツイート数を獲得できる施策はありません。
NFTのGiveawayを個人でやる方法
自分のNFT作品をGiveawayする方法は以下の4ステップです。
- Giveawayする自分の作品をNFT化する
- Giveaway企画をツイートする
- 当選者を選び連絡を取る
- NFTをトランスファーする
誰でも簡単にチャレンジできますよ!
Step1:Giveawayする自分の作品NFT化する
最初にGiveawayする自分の作品を準備しましょう。
NFT化することをmint(ミント)と言います。
デジタルデータに固有番号を振り、オリジナルの1点ものとする行為。
OpenSeaというマーケットプレイスで誰でも作成できます。
イラストをNFT化して販売する5ステップ【誰でも完全無料出品】にてNFT化(ミント)方法をまとめていますので参考にしてみてください。
Step2:Giveaway企画をツイートする
GiveawayするNFTが準備できたらX(旧Twitter)で企画ツイート投稿しましょう。
Giveaway文章のコツは以下の4点。
- いいねとRT(リツイート・リポスト)を必須条件にする
- 企画者や公式アカウントのフォローも必須条件に加える
- 企画の締切日・時間を明記する
- #を使う(#NFTGiveaway、#コレクション名など)
コメントを求めると当選者選別で大変になるので含めなくてOK。(後述します)
X(旧Twitter)の閲覧が多い朝方か夕方に投稿するのがおすすめですよ。
Step3:当選者を選ぶ
企画締め切り後、当選者を速やかに選びましょう。
当選者の選び方は運営者があれば事前に確認しておきましょう。
個人でやる際には、「コメント」を残してくれている方を優先しましょう。
なぜならコメントの分だけ時間を割いてNFTやプロジェクトをみてくれているから。
持ってくれた後でもすぐに売り抜けてしまう方(ペーパーハンド)を排除する狙いもあります。
- コメント残している人をピックアップ
- プロフィールやツイートを見て精査
すぐに決めずに徐々に当選者を絞っていくのが理想ですね。
Step4:当選者ツイート投稿と連絡を取る
当選者を決めたら、当選発表のツイートを投稿しましょう。
企画のツイートを引用RTして当選者をメンションしながらだと、相手も「何でメンションされたのか」一発で分かるので親切。
ツイート内容はDMでやり取りする旨を記載しましょう。
DMにてウォレットアドレスを回収したら順次トランスファー(転送)していきましょう。
Giveawayで当選確率をグッと上げる方法
Giveawayに当選した経験も、Giveawayを実施して選んだ経験から、当選確率をグッと上げる方法は3点です。

ひとつずつ解説していきますね
Twitterプロフィールを整える

Giveaway企画の当選確率を上げるためには、X(旧Twitter)プロフィールを整えましょう。
前提としてGiveaway企画を開く主な理由は、プロジェクトへの参加と仲間になって欲しいから。
具体的な対策として以下の方法が挙げられます。
- アイコンをNFT画像にする
- NFT情報を追いかけている文脈をプロフィールに載せる
- TwitterのID名を変更する
「どんな人にAL権を持ってもらいたいか」を念頭におくと対策しやすいと思いますよ。
【最重要】コメントをしっかりと残す
X(旧Twitter)のGiveawayではしっかりとコメントを残しましょう。
あなたがプロジェクト運営者でNFTやAL権利を渡す場合、どんな人に持って欲しいですか?
- なぜこのGiveawayに応募したのか
- プロジェクトに対して期待すること
- NFTやプロジェクトのどこに惹かれたのか
などプロジェクト情報をきちんと理解し追ってくれている人に渡したいですよね。
コメントが参加条件となっていなくても、X(旧Twitter)のGiveawayはしっかりと残しましょう。
【重要】マイナス発言しない
X(旧Twitter)やdiscord発言には注意が必要です。
攻撃的な発言やプロジェクトへのマイナス発言は絶対に禁止。
特定の誰かを指すようなものでなくても、余計な火種となりそうな方を仲間に迎えたくはありませんよね。
該当するようなツイートがあれば必ず削除しましょう。
過去ツィートもさかのぼってどんな人なのかチェックされてますよ!

私がGiveawayした時は10日間分のツイートを見て判断しました
NFTGiveawayでよくある質問
NFTのGiveaway企画でよくある質問をまとめました。

それぞれ見て行きましょう
NFTのGiveaway、もらったNFTはどこにある?
NFT自体のトランスファー(移動)すると、OpenSeaの表示上「Hidden」に分類されることが多々ありますが「Hidden」には全く身に覚えのないNFTなどが届くことも。
なぜならNFTはウォレットアドレスさえ分かれば一方的に送付できてしまうから。
この「Hidden」にはスキャムと呼ばれ、操作するとNFTや仮想通貨が盗まれます。
当選してもらったNFT以外は絶対に触らないようにしましょう。
Giveawayで手数料(ガス代)は誰が払う?
結論を言うと、プレゼントをあげる側がガス代を負担します。

プレゼントする側が自腹を切るって変ですよね
逆を言えば、自腹切ってまで渡したいと思える相手になれるかどうか。
そのためGiveaway企画は乱発せずタイミングを見計らって行いましょう。
当選したNFTは転売していい?
結論を言うと、転売OKです。
法律や規則で制限するものはなく、所有権は貰った人のものなので保有も転売も自由。
ただし、モラル面で見ると下記の行為は決して好ましい行為ではありません。
- フロア(最安)価格や以下ですぐにリストする(並べる)
- 貰ってすぐ売れた・いくら利益出たなどとポストや書き込みする
Giveaway企画の本質やプレゼントを用意した側の気持ちに立ってあげれば分かるかと思いますよ。
Giveawayで注意すべき点は?
結論を言うと、偽Giveawayやフィッシング詐欺です。
偽GiveawayはNFTやAL権を持っていないにも関わらずGiveaway企画を開催して実際にはプレゼントしない行為。
フィッシング詐欺は、偽サイトへ誘導してNFTや仮想通貨を盗む手口。
フィッシング詐欺はGiveawayだけでなく常に出回っているので絶対にリンクを踏まないよう注意してください。
開催者負担があるGiveawayの意図を把握しよう
本記事の要点をまとめます。
- Giveawayは「無料プレゼント」のこと
- 企画を通じてNFTやプロジェクトの賛同者を増やす狙い
- X(旧Twitter)プロフィールを整えておこう
- 発言や行動は見られている意識を
- 企画者の意図を正確に読み取るのが当選するコツ
開催者側がガス代負担もした上で企画するGiveaway。
裏側にあるNFTやAL権Giveawayの開催意図を正確に読み解くことで当選確率はグッと上がります。
参加者は無料でもらえるチャンスなので興味があるプロジェクトが開催していたら是非チャレンジしてみましょう。