本記事は筆者である私が700件以上のNFT取引を経験してきた実績をもとに執筆しています。

まったくの未経験・ゼロスキルからNFT取引できた経験を活かし、これからNFTを始めてみたい方にもわかりやすく丁寧に解説していきます。
NFT取引をこれから始めてみたい初心者の方にもわかるように、買い方・売り方・出品方法やNFTのメリットなど取引のすべてを解説しています。
NFT?ブロックチェーンとは?
切っても切り離せないのがNFTとブロックチェーンの話。
簡単に説明すると以下の3つの特徴があります。
- NFTによって「本物・オリジナルの1点もの」という証明書がデジタルデータについた
- 替えのないNFTの価値は欲しい人たちによって決められる
- ブロックチェーン技術により改ざんがされないデータをみんなで保有し合える
こちらの記事で知識ゼロから学べるようにNFTやブロックチェーンについて丁寧に解説していますので参考にしてみてください。
仮想通貨とNFTは何が違う?

NFTは『Non Fungible Token』の略称で『非代替性トークン(替えの効かないトークン)』と和訳されます。
先にFT(Fungible Token)を解説すると、FTは交換して使う前提の資産を指します。
お金・商品券・仮想通貨もFTで交換して使うもので、あなたと私が持っているお金同士に違いはありません。
対してNFTはNFTそのものに価値はありませんが、需要と供給のバランスにより価値がつく『均衡価格』により価値(価格)がつきます。
簡単に言えば世界中で「あなただけしか持っていない」1点モノのNFTを、日本人全員が欲したら『価値が高いもの』ですよね。
逆に欲しい人が誰もいなければ、「あなただけしか持っていない」1点モノのNFTであっても無価値となります。
NFT技術の9メリットや特徴
NFTは以下の組み合わせから成り立っています。
- NFTによって「本物・オリジナルの1点もの」という証明書がデジタルデータについた
- 替えのないNFTの価値は欲しい人たちによって決められる
- ブロックチェーン技術により改ざんがされないデータをみんなで保有し合える
ここではNFTの中でも最もわかりやすいNFTアートにおけるメリットについて解説してきます。
それぞれ以下で具体的に解説していきますね。
時代の先陣をいく作品が購入できる
時代の先をいくNFTアーティストの作品が購入できるメリットがあります。
NFTアートの可能性を信じて挑戦しているクリエイターはまだまだ少ない状況。
そのため少し調べるとヒットしやすく、作品を見つけやすい状況にあります。
ブームが来てから参入すると埋もれてしまいますが、参入者が少ない今は見つけてもらいやすい環境にあるのがメリットです。
価格上昇の可能性がある
NFTアートを中心とした価格上昇の可能性が考えられるメリットのひとつです。
なぜなら、日本のNFT人口がまだたった16,000人前後と言われているから。
海外のNFTを中心に購入時から何千倍もの価値に跳ね上がったNFTアートは無数にあります。
日本国内でも発売時から大きく価値を上げているNFTアートは無数にあり、参入者が増えれば今よりもっと上昇する可能性があります。
日本の代表的なNFTコレクションであるCNPは2022年5月15日に0.001ETH(250円相当)で発売され、2023年7月1日の最安値は0.629ETHで629倍(157,250円相当)です。
世界中にボーダーレスでアプローチできる
NFT取引は時間や国境などの障害を気にすることなく売買が可能です。
インターネット回線が繋がればNFT取引は可能なため、24時間365日取引が可能。
特に言語の壁が不要なNFTアートのジャンルは世界中にアプローチしやすいアイテム。
事実として、日本の小学生が夏休みの課題に制作したNFTアートが1点170万円で売れたこともありますよ。
マネタイズポイントが多い
NFTには最初の販売となる一次販売だけでなく、転売(二次流通)発生時にも売上が得られるメリットがあります。
NFT作品には、転売発生時にクリエイターへのロイヤリティが組み込まれています。
《わかりやすく日本円、ロイヤリティ10%設定で想定》
NFTアートが2,000円で転売が成立すると、200円がクリエイターの元に入ってきます。
このロイヤリティは、1回だけでなく二次販売(転売)時が発生するたびにクリエイターの元に入ってくる仕組み。

したがってイラストNFTが高額になったり多く転売されることでクリエイター収益も増大していきます。
NFT販売においては、作品が転売される度に売上増加につながるため、継続的な作品作りに取り組めるメリットがあります。
デジタル上ですべてが完結できる

NFTはデジタルデータのため、実物やり取りを介すことなく完結できます。
実物の売買だと商品発送以外にも保管や破損・劣化のリスクもあり神経を使いますが、NFTはそれらの心配は不要。
デジタル上で支払いなどの決済から、商品管理・商品受け渡しが全て完結するのでコスト圧縮にも繋がるメリットがあります。
価値の証明がされる
NFTがデジタルデータに紐づくことで、価値の証明がされます。
従来のデジタルデータは、コピーや改ざんが無制限にされる上、著作権なども証明が困難で価値付けは困難。
しかしNFTはデジタルデータにオリジナル原本としての証明がされ、ブロックチェーンにより所有者が特定されています。
NFTとブロックチェーン両方の性質によりNFTとしての価値が証明されている点において、従来のデジタルデータにはないメリットです。
誰でも無料で簡単に始められる
NFTは難しいと思われがちですが、実は無料で簡単に始められます。
NFT化するためのデジタルデータさえあれば、
デジタルデータをNFT化する(ミントと言います)
NFTを保存しておく
NFTを出品・販売する
上記に費用は一切かかりません。
実物のアートを販売するとなると、初心者が販売するには場所やアイテム輸送、出品など勝手がわからないものばかり。
ですがNFTアートであれば、マーケットプレイス(取引所)の手順に合わせて進めていくだけで誰でも無料で出品できますよ。
こちらの記事でNFTアートの販売方法をまとめていますので参考にしてみてください。
国家戦略となっている技術に触れられる
NFTは国家戦略に組み込まれている領域で国として舵を切っている分野です。
そのため、今後国としての法整備や環境が整っていくことが確実。
NFTはイチ個人や企業ではなく、国家戦略として取り組む領域。
「NFTは危ない・怪しい・詐欺だ」と距離を置いていると、気がついたら孤立してしまいますよ。
NFTを介して仲間ができる

NFTの活用方法に繋がりますが、NFTは仲間集めに最適なツールです。
NFTプロジェクトの思想に共感した仲間が集まっていくため、自然と考えが近い人たちの集団コミュニティが形成されます。
その中で出会う仲間は思想が近いため、デジタル上で繋がっていても信頼のおける仲間。
会社や自宅以外の「サードプレイス」としての仲間がいる場所は他にはないメリットですよ。
NFT取引におすすめの国内取引所
コインチェック(初心者おすすめ)
公式リンク:https://coincheck.com/ja
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NFTが世界から注目された事例
NFTという技術によりデジタルアイテムにも「本物・オリジナルの1点もの」という証明書がつきました。
同時にブロックチェーン技術により誰がそのNFTを持っているのかが分かるようになりました。
そんなNFTは、どんな出来事によって世界から注目を集めたのでしょうか?
世界からNFTが注目を集めた、さまざまな事例をいくつか紹介していきます。
13年半の集合作品が約75億円で落札された
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最も大きなインパクトを与えたのは、当時無名アーティストであったビープル氏の作品。
『Everydays: The First 5,000 Days』というアートで、ビープル氏が5,000日にわたり13年半毎日描き続けた作品をまとめたもの。
この作品は約6930万ドル(当時レートで約75億円)で落札されました。
この落札金額は、現存アーティスト史上第三位の高額記録、デジタルアート分野やオークション形式では過去最高額などと記録づくめでも話題に。
従来の作品であれば、いつ・誰が作成したのかがわからないデジタルアート。
NFT技術によってそれらが全て解決されたため、高額落札に繋がった事例として語り継がれています。
初ツイートが3億越えで落札された

Twitterの創業者ジャック・ドーシー氏がNFT化してオークションで販売したもの。
3億を超える金額で落札されたニュースが大きな話題になりました。
販売したのは、ジャック・ドーシー氏の初投稿ツイート「just setting up my twttr」で2006年3月21日に投稿されたもの。
初ツイートが3億以上で取引されるのはどんな世界!?と衝撃が走った出来事でした。
日本では小学生が1点約170万円のNFT販売
2021年には、日本の小学生が夏休みの自由研究で作ったNFTが1点170万円以上で取引されたことが注目を集めました。

Zombie Zoo Keeperという、ゾンビをモチーフに虫や動物をドット絵でNFT化して販売。
著名人が発見して購入後、情報が拡散されたことで人気に火がつきました。
人気に伴い価格がどんどん上がり、1点4ETH(当時レートで約170万)で売買された実績も!
現在では総取引量が125ETH(約2750万)のコレクションとなっており、別コレクションの展開や芸能人とのコラボ、グッズ展開なども手がけています。
NFTはもうバブル?オワコンじゃない?
これらの事例はいっときのNFTバブルとも言われています。
以下のような条件が重なり「バブル」のような盛り上がりを見せたのは事実です。
これらの現象は落ち着きを見せ、〜2022年までに発生したNFTアートの勢いは衰えています。
ただ落ち着いたのはNFTアート・特にPFP(ProFile Picture)と呼ばれるジャンルが顕著なだけ。
NFTはデジタルデータに幅広く使える技術であり、他にも活用されていくことが想定されています。
具体的には以下のアイテムが既にNFTとして流通しています。
- アート写真
- 風景写真
- イラスト・アート
- 動画
- 音楽
- ツイート
- 3Dアバター
- ゲーム
- メタバース(仮想空間)
NFTアート以外のジャンルが盛り上がり、さらに活用事例が増えていくことでより大きく成長していくものと見られています。
NFTを始める費用はどれくらい?
NFTを始めるパターンが大きく3つありますが、それぞれ必要となる費用が異なります。
NFTを購入する(買う)
買ったNFTを売る(販売・転売する)
NFTを出品する(発行・作成する)
NFTの売買には仮想通貨が必要隣、仮想通貨が24時間365日変動するため一概にいくら必要とは言えません。
ただひとつの目安としてお伝えいたします。
1ETH=250,000円換算で1,250円〜で取引できます。

決して大金が必要なわけではありません
NFTはどこで始めるべき?
OpenSeaというマーケットプレイス(取引所)でのNFT取引が現在のところ最もおすすめです。
こちらの記事にてOpenSeaの始め方を解説しています。
NFT取引におすすめの国内取引所
NFTを売買するには仮想通貨(ETH:イーサ)が必要です。
ETH(イーサ)を売買するには、仮想通貨取引所の開設が必要です。
国内大手の仮想通貨取引所Coincheckなら最短翌日から取引開始できます。
スマホからも無料で口座開設手続きができるので、サクッと準備しておきましょう。
コインチェック公式サイト→https://coincheck.com/ja/
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NFT取引の始め方【取引準備をしよう】

NFT取引を始めるには何を準備するの?
ここではNFT取引に必要な準備を順番に解説していきます。
NFT取引を始めるには以下を準備していきましょう。
出品方法を知りたい方はこちらからショートカットできます。
NFT取引のはじめかた【取引準備編】
最初にNFT取引をはじめるやり方を解説していきます。

NFT購入までには事前に5つのステップが必要です。
やり方を間違えないようにひとつずつ確認しながら進めていきましょう。
仮想通貨取引所で口座開設する
最初にコインチェック口座を開設しましょう。
NFT売買の手数料に必要な仮想通貨を用意するためです。

以下のリンクからコインチェックにアクセスします。
公式サイト→https://coincheck.com/ja/
「口座開設(無料)はこちら」から登録を進めましょう。
本人確認書類など登録して、審査が完了すると最短翌日から仮想通貨の取引が開始できますよ。
ETH(イーサ)を購入する

メタマスクを導入する
仮想通貨ETH(イーサ)を入手したら、個人管理のウォレットを導入します。

代表的なものがMetaMask(メタマスク)で仮想通貨だけでなく、NFTもメタマスク内に収められます。
Google Chromeの拡張機能から、無料で導入できるのも魅力です。
メタマスク公式サイト→https://metamask.io/
こちらの記事に詳しい導入方法や注意点をまとめています。
メタマスクにETHを送金する
国内取引所にて購入したETH(イーサ)を、導入したメタマスクに送金しておきましょう。

手順は以下の3ステップ。
- メタマスクを開いてウォレットアドレスをコピー
- 取引所のETH送金先にメタマスクのウォレットアドレスをペーストして登録
- 登録したアドレス宛にETHを送金
ウォレットアドレスやチェーン登録が間違っていると二度と戻ってこないので注意しましょう。
NFTマーケットプレイスにアクセスする
NFTマーケットプレイスにアクセスしましょう。ここではOpenSeaで紹介します。
OpenSeaに初めてアクセスすると「Welcome〜」と表示されるので「Accept and sign」をクリックします。


メタマスクが起動するので署名すると使用可能になります。

OpenSeaでNFTを買う方法
オープンシーでNFTの買い方(購入方法)について解説してきます。
それぞれ手順を詳しく解説してきますね。
【Step1】OpenSeaにウォレット接続する
メタマスクにETHが入金されている状態で話を進めています。
OpenSeaにアクセスします。
初めてアクセスするとOpenSeaから署名を求められます。
「Accept and sign」を押し、使っているウォレット(メタマスク)を選択するとメタマスクが起動するので署名しましょう。

何度かアクセスしていてウォレットが接続できていない場合は、右上にある財布マークをクリックすると接続できます。

【Step2】欲しいNFTコレクションを見つける
OpenSeaで欲しいNFTコレクションを見つけましょう。
見つけ方はOpenSea内外どちらでもOK。
- 今売買が活発な「トレンド」ランキングから見つける
- 24時間のランキングから探す
- 検索から好きなコレクションを見つける
- discordや公式Twitterリンクからアクセスする
注意点としては偽物コレクションもOpenSea内に出回っているので安易に飛びつかないように。

おすすめはdiscordや公式Twitterからのアクセスです
【Step3】欲しい個別のNFTを選ぶ
コレクションを選択後、欲しい個別のNFTを見つけましょう。

OpenSeaのソート機能「Price low to high」にすると金額の安い順に表示されます。
お気に入りの1点を見つけましょう。
【Step4】イーサ(ETH)を支払い、購入する
欲しいNFTを見つけたら、アイテムを「Buy now」にてカートに入れて購入画面に進みます。
ガス代と呼ばれる手数料と、購入したいNFTの価格を合わせて支払うと購入完了。

ガス代は自動見積もりされます
購入したNFTはMetaMask(メタマスク)の中に自動的に送られます。
NFT購入におすすめの仮想通貨取引所
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NFTを購入する手順での注意点
OpenSeaでNFTを買う場合に、注意すべき点が3つあります。
それぞれ解説していきますね。
1.ニセモノのコレクションではないか
OpenSeaは売れているNFTの模倣品・ニセモノコレクションがすぐ発売されます。
見分ける方法はズバリ取引量。
人気コレクションであれば、取引高・売上高という数字が積み上がっています。
いくら表面上の画像をコピーした偽物であっても、売上高まではコピーできません。


ぱっと見で「安い!」と飛びつかないようにしましょう。
2.支払いがイーサ(ETH)かどうか
OpenSeaでNFTを購入する際、支払いに使えるものはイーサ(ETH)だけではありません。
他の仮想通貨での売買も行われており、使える仮想通貨は出品者により決まっています。
私の体験値ベースですが、9割はイーサ(ETH)での取引。
支払い通貨がETH以外であれば、買えないだけですので安心してください。
3.固定価格で販売(リスト)されているか
OpenSeaでNFTを購入する場合、固定価格で販売(リスト)されているものであればイーサ(ETH)ですぐに購入可能です。
- オークションでの出品
- 購入者が限定されているプライベートセール
での出品は、購入できないので注意が必要です。

NFTをOpenSeaで売る(転売)する方法
続いてOpenSeaで購入したNFTの売り方(転売方法)について解説していきます。
NFTを売る方法は以下の3ステップです。

各手順について解説していきます
【Step1】売りたいNFTを選択する
最初に手持ちの中から売りたいNFTを選択します。
ウォレット隣のアイコンをクリックすると、自分のウォレット内にあるNFT一覧が表示されます。
リストする(売りたい)NFTをクリックし、画面右上に表示されている「List for sale」をクリックします。

【Step2】売りたいNFTの販売方法を決める
次に、売りたいNFTの販売方法を決めましょう。

Creator earning:クリエイターフィー(ロイヤリティ)が0〜10%までの間で任意変更できます。
販売方法は3種類。
- 固定価格リスト
- オークション販売
- ダッチオークション販売
NFTの販売は、9割近くが固定価格リストと呼ばれる手法で出品されています。
特別な事情がない限り固定価格リストで販売がオススメ。

ここでは固定価格リストで解説しています
【Step3】販売金額と販売期間を決める
固定価格リストの場合、販売金額と期間を決めましょう。
販売金額は自由に設定できるので、購入金額を上回って設定してもちろんOK。
販売期間は1日〜最長6ヶ月で設定できます。
NFTコレクションから初めてリストする場合は、ガス代が発生します。
同じコレクションから2回目以降の出品時にはガス代が発生しません。
期限が切れると、販売金額の表示が消えて購入されなくなります。
OpenSeaでオリジナルNFTを出品販売する方法
オリジナルのデジタルデータをマーケットプレイスで出品する場合、5つの手順で出品ができます。

ここではOpenSeaにデジタルデータをNFT化して出品するステップを解説していきます。
順番に見ていきましょう。
デジタルデータを準備
NFTとして出品できるデジタルデータには制限があります。

これらの条件に合うものを用意できればOK。
仮に手元になくても簡単なアプリ等で作って用意してもOK。
こちらの記事内に詳しく記載してありますので参考にしてみてください。
OpenSeaにメタマスクを接続する
OpenSeaにメタマスクを接続することで、利用開始可能となります。

サイト利用に必要な、登録手続きは一切入りません。
氏名に住所、電話番号やメールアドレスなど従来求められる手続きは不要で、代わりにメタマスク接続を必要とします。
メールアドレスを登録することで、より便利になるだけなので最初はしなくてOKです。
コレクションページを作成する
メタマスクを接続し、アイコンにカーソルを重ねて表示される「My Collections」を選択してください。



作成したマイコレクションという本棚の中に、NFTが収納されるイメージです
MyCollectionsをクリックしたら、「Create α collection」をクリックします。
表示されているロゴやバナーなど上から順番に設定し、最後に「Create」を押してコレクションページを作成完了しましょう。
マイコレクションにデジタルデータをミントする
作成したマイNFTコレクション内にデジタルデータをアップロードしましょう。

ミントとは、デジタルデータをNFT化することです。
メタマスクを接続したら、アイコンにカーソルを重ねて表示される「My Collections」を選択してください。

「Create New Item」画面に移行するので、デジタルデータをアップロードしていきましょう。
上から順番に選択や穴埋めしていき、最後に「Create」を押せばデジタルデータのNFT化(ミント)完了です。
NFTコレクションに販売方法・価格を設定する
マイコレクションにデジタルデータをミントしたら、最後に販売方法・価格を設定しましょう。

条件設定は以下の3点が必要です。
販売方法:オークションか固定価格か
販売期間:最長6ヶ月
販売価格:値上げはガス代(手数料)発生するので注意
上記を設定後、「Complete listing」をクリックするとメタマスクが起動します。
署名したらリスト(販売)開始が完了です!
こちらの記事でOpenSeaに出品する方法をより詳しく解説しています。
NFTを始める際8つの注意ポイント
NFTをこれから始めたい方に向けて、注意すべきポイントを解説していきます。
ここまでで触れた内容もありますが、事前に知っておくことで、思わぬトラブル回避にも役立ちます。
最低限必要な知識を身につけた上で、ぜひ始めてみてください。
著作権などの法整備が整っていない

NFT取引の注意点として法整備が整っていないことが挙げられます。
NFT取引は2019年ごろから急速に成長し、日本のNFT取引も2020年後半から2022年にかけて爆発的に成長しました。
ここ数年の出来事で、関係する法律(著作権・NFT取引に関する税金など)が追いついていません。
もちろん、過去の類似案件から取引や納税していますが国の明確な指針や法整備は完璧とは言い難い状態。
過去類似事例から対応せざるを得ないため、企業もですが個人レベルでも注意しておかなくてはなりません。
NFTは自由に使っていいものではない
よくあるトラブルとして、購入したNFTを意図せずに改ざんして使うことで著作権を侵害してしまう場合があります。
NFTはあくまで「本物・オリジナルの1点もの」が所有証明されているだけで、元画像データの著作権は作者に存在しています。
日本のプロジェクトでいえばCryptoNinjaというNFTコレクションは、誰でも自由に商業利用していいという形になっています。(ただし、エロ・グロは除く)
一方Live Like A Catという日本のNFTコレクションは、仮に所有しているNFT画像であっても商業利用はもちろん加工して利用することも禁止されています。
このように、各プロジェクトによってNFTの活用していいレベルが異なります。
著作権侵害してしまう前に事前に運営者やコミュニティに確認してください。
必ずしも価格が上がるものではない
NFTは発売されているすべてのコレクションにおいて価格が上昇したり、未来永劫続いていくものではありません。
次々と生まれるプロジェクトの影で、ひっそりとサービスや運用終了していたり、想定よりも売れずに価格が発売時よりも大きく下がり購入者がいない状況になるコレクションも多数存在します。
そのため、購入したNFTが価格が下がり買い手が付かずに無価値同然になることも。
先述したように欲しい人たちによって価値が決められているのがNFT。
何を持ってそのNFTを買うのか?その目的は何か?をご自身の中で明確にして線引きしておくのをおすすめします。
NFTは偽物注意
NFTアートの表面上にある画像データは今まで通り簡単にコピーされてしまいます。
そのため、NFT売買プラットフォームでは似た名前等で偽物コレクションが展開され、本物と間違えて購入させる詐欺が横行しています。
この点も、法整備等が届かない場所ですが先述した通り、Total Volume(合計出来高)欄やオーナー(所有者)数を見ることで見分けられます。


安い!と急いで購入して偽物を掴むよりも、落ち着いて正規のものを購入できるようにゆとりを持って進めましょう。
ガス代という手数料がかかる

NFT取引には必ずついて回るのがこのガス代と呼ばれる手数料。
高速道路の利用料と同じく、ガス代はブロックチェーンの維持や生成の報酬として使われています。
利用者からすると単なるコスト増なため、安いタイミングで取引したいですよね。
ガスナウというサイトで、ガス代確認が可能です。
数値が低ければ安く、高くなったり赤色が濃くなると高騰している目安なのでぱっと見でもわかりやすいのでおすすめです。
Web3はDYORの世界

NFTをはじめとした「Web3」と呼ばれる最新の技術の中では、DYORは必須。
DYORとは、Do Your On Resarch(自分で調べてね)の意味です。
そう、NFTの世界は自分で調べるのが基本。
誰かに聞こうとしても答えてくれなかったり、場合によっては詐欺にあう世界です。
詐欺に遭わないよう最低限の知識を調べた上で、ぜひ挑戦して見てください。
リテラシーが問われるNFT

詐欺被害があることも大きな注意点のひとつ。
すべてが身元の判明しにくいデジタル世界で発生するため、特定は困難。
一度盗まれるとNFTだけでなく仮想通貨も失うリスクもあり、NFTは危ないと思われています。
しかしNFTは技術でありクルマの運転同様に、運転技術(扱うリテラシー)を身につけた上で運転する(扱う)分にはまったく安全。
事故(詐欺)は「いつ・どんな時に」発生するのか危険予測ができます。
事故(詐欺)発生予測を先に学ぶことから始めるのがおすすめです。
NFT売買は人間性が記録されている

デジタル上で完結するNFT取引は、モラルやリテラシーという人間性が見られています。
なぜなら改ざんできない取引履歴はすべてブロックチェーンで公開情報として記録されているから。
新作のNFTを発売・購入直後に売ってしまう行為をペーパーハンドと言い、この動きをする人は一定数嫌われてしまう行動のひとつ。
もちろん利益を得るための行動ですし、自分の所有物をどうしようが勝手で咎める法律はありません。
しかし同じ仲間や応援者を集めていくNFTでは、嫌われる行動のひとつとして良い印象ではありません。
NFT売買はモラルやリテラシーといった人間性が問われます。
発売直後の立ち振る舞いは特に注意しましょう。
NFTアートに関するよくある質問
最後にNFTアートに関するよくある質問をまとめました。

それぞれ解説していきます
NFTの欠点は何?
NFTの欠点は4つ挙げられます。
- 取引人口が少ない
- ガス代が必ず発生する
- 国規制や法整備が遅れている
- NFTの将来価格が不明
NFTの活用例やメリットが増えていき、NFTに対して注目がいまよりもっと集まれば取引人口も増え、法整備も一気に進んでいくでしょう。
まだ使われ始めたばかりの技術のため広がりを待つ間に触れておくことで乗り遅れずにすみますよ。
NFTアート作成は難しいですか?
結論を言うと、無料で誰でも作成できます。
無料で作成できるアプリが多数リリースされています。
これらを駆使してアート作品を作り、OpenSeaでNFT化するだけ。
NFTの出品代行など使わずに無料で誰でもできるのでぜひチャレンジしてみてください。
こちらの記事でNFTアートの作り方を詳しく解説しています。
NFTアートが売れたら納税必要?
結論を言うと必要です。
NFT売買は課税対象のため、利益が出た場合課税対象となります。
年間20万円までの雑所得として組み込めますが、超えた場合は納税義務が発生します。
税金計算は24時間365日価格変動が起こる仮想通貨とNFT、ガス代計算など非常に複雑。
NFT売買を繰り返し行う際はしっかりと意識しておきましょう。
スマホでNFT取引を始めてみたい
スマホでNFT取引は可能です。
ネット環境下にあれば、特別なパソコンもスキルも不要でNFT取引は可能。
スマホでNFT取引する注意点として、フリーWiFiはセキュリティが脆弱なため使わないこと。
こちらの記事でスマホでNFT取引を始める方法を詳しくまとめていますので参考にしてみてください。
NFT取引には大金がいるんでしょ?
結論を先に述べると、不要です。
もちろん購入する作品やタイミングによって価格の変動もあるのでまとまった金額が必要な場合もあります。
購入時期やコレクションによっては安価で購入できるタイミングも。
オリジナル作品を出品するのは無料でできますよ。
手数料を含めて1,000円〜から購入できますので気になる作品があれば検討してみてください。
こちらの記事で作品を詳しく解説しています。
安くNFTを入手するタイミングとは?
NFTを安く購入できるタイミングは、ズバリNFTが発売されるタイミング。
特に日本のNFTプロジェクトは「格安」でのスタートが多く、人気によって価格が上昇していきます。
そのため、できるだけ発売直後が最も安い価格でNFTを購入できるチャンス。
ただし、すべてのNFTプロジェクトが価格上昇していくわけでもないので注意が必要です。
さらに「AL:Allow List」を持っていると・・・?
NFTを効率よく学ぶには?
NFTを効率よく学ぶには以下の方法が効果的です。
- 実際にNFTを所有する
- 音声コンテンツ:Voicyを視聴する
- Twitterでの発信を見聞きする
- discordコミュニティ
- 関連書籍を読む
最も効率的なのは実際に体験すること。
Voicy(音声プラットフォーム:ラジオ)では、イケハヤ氏・しゅうへい氏の放送がおすすめ。
聞き流しながら少しずつ学んでいくのがいいでしょう。
日本のNFTプロジェクトの情報を知りたい
日本NFT情報局がおすすめです。
- 日本のNFT情報(発売日や価格)がほぼ全て網羅できる
- AL獲得情報も掲載されている
- 日刊・週間・月間スケジュールが確認できる
など多数のメリットがあります。
こちらの記事に詳しく記載しています。
今からNFTを始めると先頭集団の仲間入り!
本記事の要点をまとめます。
- NFTは欲しい人たちによって価値が決まる
- NFTアートのブームは落ち着いてきた
- NFTは多方面に活用され実例が増えていくことが期待される
- NFT取引には大金を用意する必要はない
- 一定のリテラシーは必要
- NFTは国家戦略となっている分野
日本でNFTに触れている人口は、まだ18,000人前後と言われています。
人口に対してまだ1%程度の人しかNFTに触れておらず市場規模は非常に小さい状況。
ですが、NFTは国家戦略となっている分野で世の中に浸透していくのは確実。
最低限知識として学んでおかないと、時代の波が来たときに取り残されてしまいます。
NFTアートのブームはひと段落しましたが、先述の通り様々なコンテンツにNFTは使われていきます。
ガラケーからスマホに変わった時のように、既存技術からNFTへ変わったときに乗り遅れないように準備しておきましょう。
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