NFT出品のやり方を知りたい
NFT化ってどうやってやるの?
NFTアートの始め方を知りたい
こんな悩みを解決する記事を用意しました。
本記事ではNFT出品のやり方や始め方、必要なものがわかる内容になっています。
実際に700件以上のNFT売買を通じて体験してきた内容に加え、各所のデータをもとに記事作成しています。
記事前半ではNFT出品ができる4つの方法について、後半では出品のやり方や注意点等解説していくのでじっくり読み進めてみてください。
NFT出品の仕方は4つある
NFT出品のやり方は大きく4つあります。
- プラットフォームのシステムを活用する
- プログラムツールを使う
- エンジニアにプログラムを依頼する
- 出品代行業者を活用する
それぞれのメリットデメリットを解説していきます。
プラットフォームのシステムを活用する
NFT出品のやり方としてプラットフォームが用意している機能を活用する方法が挙げられます。
プラットフォームのシステムを活用する | 費用対効果 |
---|---|
費用 | 最も安価 |
NFTでできる機能 | 少ない |
出品までの早さ | 最速 |
自分で対応する範囲 | すべて |
スキルや経験 | 特に必要なし |
OpenSeaやRaribe、Foundationであれば自分のデジタルデータからオリジナルNFT出品が可能。
自分ですべてをやるため大変な部分もある反面、思ったとおりにNFT作成でき最も安く・早くNFT出品までできます。
NFTをまず出品してみたい・作ってみたい方からNFT取引に慣れている中級者まで、幅広く活用されているもっともポピュラーなNFT出品の仕方です。
Thirdwebなどのプログラムツールを活用する
続いてThirdwebなどのプログラムツールを活用してNFT出品するやり方が挙げられます。
プログラムツールを活用する | 費用対効果 |
---|---|
費用 | 比較的安価 |
NFTでできる機能 | 多い |
出品までの早さ | 早い |
自分で対応する範囲 | すべて |
スキルや経験 | 必要 |
プラットフォームのシステムと異なる部分として、NFTでできる範囲がグッと増えるのが特徴。
例えば音楽NFTのリリースなどはプログラムツールを使わないとNFT化できません。
ただし扱うにはNFTへの理解や知識が一定水準求められるため、NFT初心者はすぐに利用するには難しいでしょう、
NFT取引に慣れてきた中級者〜上級者向けですね
エンジニアにコントラクトを書いてもらう
プログラムが書けるエンジニアにコントラクトを書いてもらい、NFT出品するやり方もあります。
エンジニアにコントラクトを書いてもらう | 費用対効果 |
---|---|
費用 | 契約期間やエンジニア次第 |
NFTでできる機能 | 非常に多い |
出品までの早さ | ある程度かかる |
自分で対応する範囲 | デジタルデータを用意するところまで |
スキルや経験 | ある程度の理解が必要 |
NFT出品ができるエンジニアにプログラムコードを書いてもらい、NFT作成することもできます。
厳密にいうとミント(NFT生成)はNFT購入者が行い、その手前までをエンジニアに作ってもらう形。
事細かに共有することによりNFTでできる範囲が広がるため、NFTでできる機能がもっとも多いのが特徴です。
ただしどんなNFTをどれだけの量展開したいのか?さらに契約期間などでも費用が変わってくる点にはご注意ください。
NFT出品代行サービスを利用する
NFT出品代行業者を使うことでNFT出品する方法もあります。
NFT出品代行を利用する | 費用対効果 |
---|---|
費用 | 対応範囲や業者によるが比較的高い |
NFTでできる機能 | 少ない傾向 |
出品までの早さ | 業者による |
自分で対応する範囲 | 多め |
スキルや経験 | 必要 |
NFT出品に関わることは業者が代行するため、基本的にはNFT出品したい素材を用意したりどういった機能を入れたいかを話し合い決めていきます。
NFT出品にかかる費用以外に業者の取り分が発生するため最も高額になるほか、NFTへの理解がないと業者に依頼できないためお勧めできないやり方です。
4つのNFT出品、どれがおすすめ?
結論を先に言うと、最初のうちは「プラットフォームのシステムを使いNFT出品するやり方」をおすすめします。
- 失敗しても費用が最小限で抑えられる
- 迷惑をかけなくて済む
- 自分のペースで進められる
- 自分で経験することで覚えやすい
費用が抑えられる上に最も必要な経験値を得られるので、NFT出品は自分でやってみるのがおすすめです。
プログラムとか難しそうだしお金かかるんでしょ?
実は最も簡単にNFT出品できるやり方が、プラットフォームのシステムを活用して出すことです。
- プログラムは不要
- 英語は翻訳しながら(サイトによっては日本語対応済)できる
- 費用も抑えてNFT出品できる
費用はプラットフォームにより異なるので以下で解説していきますね。
Raribleなら完全無料
Raribleというプラットフォームでは完全無料でNFT作成が可能です。
Raribleにある「Free minting」機能を使えば、誰でも無料でオリジナルNFT出品が可能。
他のプラットフォームで必要となる「ガス代」もかからないため気軽にNFT作成できます。
【完全無料】RaribleでNFT作成して販売する方法3ステップにまとめていますのでチェックしてみてください。
OpenSeaはガス代が必要
世界最大級のプラットフォームであるOpenSeaでもNFT出品はできます。
ただし2023年10月3日にシステムが大幅変更され、以前は無料にてできたNFT出品ですが現在ではガス代が必須となりました。
OpenSea独自のCreate機能を使うことで初心者でも比較的容易にNFT作成・出品が可能。
OpenSeaでNFTの作り方5ステップ【最新Create機能】にまとめていますのでチェックしてみてください。
プログラムツールってどうなの?
ThirdwebやChocofactoryといったプログラムツールは、自分ひとりですべてやる必要があるため非常に大変。
そのため十分なNFTへの理解と知識を持っていないと、NFT出品が難しいどころか作成に失敗して費用を無駄にしてしまいます。
ただしNFTでできる範囲は圧倒的に広がるため、将来的に自分ひとりでNFTコレクションを運営したい場合などは必要。
今後より簡単に使えるサービスも出てくると思われるので、まずは急がずNFT取引に慣れて知識と経験を増やしておきましょう。
NFT出品に必要な事前準備
NFT出品のやり方を解説していく前に、必要なアイテムを準備しましょう。
NFT出品に必要なものは以下の4つです。
- 仮想通貨取引所の口座開設
- 仮想通貨
- デジタルウォレット
- デジタルデータ
それぞれ解説していきます。
仮想通貨取引所
金融庁の認可を得ている国内仮想通貨取引所であれば基本的にどこで仮想通貨(ETH:イーサ)を購入してもOK。
おすすめの取引所はコインチェックとbitbank、GMOコインですが、中でも初めてのNFT取引におすすめなのがコインチェックです。
Coincheck
コインチェックは4年連続国内仮想通貨アプリダウンロード数No1の実績を持つ国内最大級の取引所です。
初心者でも取引しやすいサイト設計と、充実したサポート体制がウリ。
また、NFT取引で活用される頻度が高くガス代が安い仮想通貨Polygon(MATIC)も直接購入できるのは大手取引所の中でもコインチェックだけです。
初めての仮想通貨でも迷わず購入できる優しい設計となっているので、コインチェックは初めて仮想通貨に触れる方へおすすめです。
bitbank
ビットバンクはこんな人におすすめ:仮想通貨取引もガッツリやってみたい人
ビットバンクは、1円未満の単位で仮想通貨取引ができるのが最大の特徴。
取引板形式での取引ができるので、仮想通貨相場の需要と供給が見やすい設計です。
パソコン・スマホアプリ両方に対応しており、60種のテクニカル分析ができるので多様な相場局面にあわせた取引が可能。
日本初のゲーム特化ブロックチェーン「oasys」トークンも、国内取引所ではビットバンクのみ取り扱っています。
GMOコイン
GMOコインはこんな人におすすめ:とにかく手数料をカットしたい人
GMOコインはとにかく手数料が安いためメイン取引所として重宝します。
NFT取引に必須のETHをウォレットに送金する際の手数料がかかりません。
24時間いつでも最速10分で審査が完了して取引開始できる早さや、定額積立も500円から可能という手軽さも特徴です。
複数社開設しても問題ないので、実際に使ってみて自分の使いやすい取引所を選んでいってもOKですよ!
仮想通貨:ETH(イーサ)
口座を開設したら、NFT取引に用いる仮想通貨を購入します。
必要な仮想通貨は、基本的にETH(イーサ)です(ポリゴン/MaticでもOK)。
XRP(リップル)やLTC(ライトコイン)といった他の仮想通貨はNFT取引できません。
ETH(イーサ)は、1ETH未満から購入できるので安心してください。
デジタルウォレット:メタマスク
仮想通貨ETH(イーサ)を入手したら、個人管理のウォレットを導入しましょう。
代表的なものがMetaMask(メタマスク)で、これさえあればほぼすべての対応が可能。
Google Chromeの拡張機能から、無料で導入できるのも魅力です。
注意点は2点。
検索結果の偽サイトに注意!正規リンク→https://metamask.io/
シードフレーズは何があっても絶対人に教えない
手順を踏んでいくだけなので5分もあれば導入できます。
詳しい導入方法や注意点はNFT取引に必須のウォレットMetaMask導入方法まとめにまとめています。
NFT出品するデジタルデータ
最後にNFT出品したいデジタルデータを準備しましょう。
注意箇所はプラットフォームによってデジタルデータの対応フォーマットが異なる点。
プラットフォーム | 対応形式・拡張子(フォーマット) | 対応容量 |
---|---|---|
OpenSea(ERC-1155) | JPG・PNG・SVG・MP4 | 50MBまで |
Rarible | PNG・GIF・WEBP・MP4/MP3 | 100MBまで |
画像の大きさは1000px×1000pxが推奨されています。
大きすぎたり重すぎると表示速度にも影響が出るため、できるだけ圧縮するなど軽量化が推奨されています。
NFT化に必要なデジタルデータの作り方
NFT化するデジタルデータの作成方法は主に3種類あります。
それぞれ順番に解説していきます。
手書きソフトを使って作る
クリエイターとして、最もアート作品の魅力がダイレクトに表現されるのが手書きです。
多くのクリエイターが、パソコン・iPadでオリジナルのイラスト・アート作品をNFT化して販売しています。
iPadを使う場合は、別売りですがApple Pencilが必須。
まずは高額なソフトなど買わずにできる範囲でチャレンジしてみましょう。
アプリを利用して作る
2点目が、アプリを使ってNFTとして出品する作品を作る方法。
無数にあるアプリから多機能で非常に便利なものが多く、作りたいテイストに合わせたアプリが入手できるはず。
詳しいガイドや説明がなくても、スマホがあれば手軽にはじめられるのが魅力ですね。
プログラムを活用して作る
3つめの手段としてプログラムを組んで生成する方法で、ジェネラティブNFTと呼ばれる主流のNFT生成のひとつ。
背景・アイテム・表情などのパーツを複数点用意しておき、プログラムによって自動で組み合わせて1枚の画像を生成させる方法でCryptoNinjaPartners(通称CNP)が国内の火付け役。
一度に大量の画像を生成できる反面、基本的には独自のプログラムを作成しなければならないため、NFTに精通しているエンジニアが必須。
NFTコレクションを点数多く出品したり、何かしらのギミックを組み込む場合はプログラム生成が必要なため、視野に入れておきましょう。
NFT制作に使えるアプリやソフト
スマホ・タブレット・パソコンそれぞれの媒体によって制作に使えるアプリやソフトは異なります。
NFTアート制作に活用できるソフトやアプリを紹介します。
スマホアプリ
- 8bit Painter:無料
- dotpict(ドットピクト):無料
- Dottable:無料
- Pixelable:無料
- ibis paintX(iOS/Android):無料
- CLIP STUDIO PAINT:有料
タブレット用アプリ
- CLIP STUDIO PAINT:有料
- 8bit Painter:無料
- dotpict(ドットピクト):無料
- Pixelable:無料
- Dottable:無料
- Procreate(プロクリエイト):有料
- Procreate(プロクリエイト):有料
- ibis PrintX(iOS/Android):無料
- CLIP STUDIO PAINT:有料
パソコンソフト
- EDGE:無料
- GraphicsGale:無料
- Aseprite:有料
- Photoshop:有料
- Illustrator:有料
アート作品の作り方はNFTアートの始め方3選|専門スキルや経験ゼロから無料で制作するにてより詳しく解説していますので合わせてチェックしてみてください。
OpenSeaでNFT出品するやり方5ステップ
OpenSeaの機能「Create」を使ってNFTを作成する手順は以下の5ステップが必要です。
順番に実際の画像付きで解説していきますね!
コレクションページを作成する
ウォレットを接続できたらOpenSeaのStudioに入りましょう。
ここで決めるのは以下の項目です。
ウォレットを接続したのちにアイコンが表示されますのでカーソルを合わせましょう。
表示が出てくる中に「Studio」があるのでクリックしてください。
メタマスクが起動して署名を要求されます。
このタイミングでもガス代など費用はかかりませんので、署名先が「OpenSea.io」になっていることを確認したのち署名してください。
画面の右上にある「Create」を押しましょう。
Createを押すと2パターン出てきます。
ここではCreate an NFTでNFTの作成手順を解説していきますね。
Create an NFTをクリックすると以下の画面になります。
先に流れを解説するとコレクションページを作成したあとで、NFTを作成していく形になります。
まずは右上にあるCollectionを選択しましょう。
まだ何にもコレクションがないのでCreate α new collectionをクリックしてください。
Create α new collecitonをクリックすると最初にコレクションを作ってねーという画面に切り替わります。
各項目を設定・入力していきましょう!
コレクションページ作成
- Logo Image:コレクションのロゴ。サイズは350×350かつファイル形式はJPG・PNG・SVG・GIF。
- Contract name:コントラクト名とトークン記号を決めましょう。
- Blockchain:NFTを取引するチェーンをイーサリアムとポリゴンチェーンから選択します。
なおロゴイメージとコントラクト名は後から変更可能ですが、トークン記号とブロックチェーンの変更はできませんので慎重に!
またブロックチェーン欄には、コレクションページ作成にかかる費用がドル表記で目安が書かれていますので予算と相談して作成しましょう。
今回はポリゴンにて進めます
選択後画面右下に表示されているContinueをクリックして進めましょう。
コントラクトをデプロイ(コレクションページを作成)していきます。
ここからの操作でガス代が発生します。
Continueをクリックすると画面が切り替わります。
メタマスクが起動して見積もりが出るので問題なければ確認をクリックして進めましょう。
デプロイ中です。
デプロイが完了してコレクションページが完成しました。
コレクションページを整えよう(文章)
コレクションページが作成できたら、次はコレクションページを整えていきましょう。
ここで決めるのは以下の項目です。
ウォレットアイコンからStudioをクリックすると先ほど作成したコレクションが表示されています。
カーソルを上に持っていくとEdit detailsと表示が変わるのでクリックしてください。
画面が切り替わり編集画面に移動しますので上から順番に進めていきましょう。
Collection details
- Name:コレクション名
- Description:コレクション説明文で1,000文字まで。
- URL:OpenSea上で表記される専用URL。デフォルトで入力されていますが、他の人と被っていなければ変更可能。
- Category and tags:NFTのカテゴリーを設定しましょう。
アート・ドメインネーム・ゲーミング・メンバーシップ・音楽・PFPs・写真・スポーツコレクション・メタバース・カテゴリーなし - ブロックチェーン:最初に設定したチェーンが表示されています。
- Payment tokens:支払いできるトークン選択。基本はいじらずそのままでOK。
続いて以下の項目も決めていきましょう。
Collection details(続き)
- Display theme:表示方法。いつでも変更できます。
- Explicit&sensitive content:いわゆるエログロの場合はチェックをオンに(デフォルトはオフ)
- Show OpenRarity ranking:レアリティランキングを表示する場合はオンにしましょう(デフォルトはオフ)
- Collaborators:共同編集者設定すると表示の変更権限を特定ユーザーに付与できます
設定を終えたら右下にあるSave collectionで保存しましょう。
コレクションページを整えよう(画像)
続いてコレクションの見栄えとなる画像など設定していきましょう。
ここで決めるのは以下の項目です。
編集画面の左に表示されているEdit collectionの「Graphics」を選択しましょう。
コレクションのグラフィックス(画像系)をセッティングしていきましょう。
Collection graphics
- Featured image:HPやOpenSeaの紹介で表示される画像で、600×400の画像1枚必要です。
- バナーイメージ:コレクションページの上部に表示される画像で、1400×350のイメージ画像1枚必要です。
入力後は右下のSave collectionで保存をお忘れなく。
Earningsではロイヤリティーの上限設定が可能です。
OpenSeaではNFTの売り手側がロイヤリティを支払うかどうかの選択が可能ですが、そのロイヤリティ上限を決める箇所となります。
Links:コレクションの各種SNSへのリンクを設定できます。
変更したらSave collectionを忘れずに!
NFTを作成しよう
いよいよNFT作成に入ります。
ここで必要な項目は以下の5点。
OpenSeaトップページ→アイコン→Studio→画面右上のCreateで進み、再度同じ「Create an NFT」をクリックします。
最初のコレクション作成画面と同じものが表示されています。
右上にあるCollectionをクリックすると先ほど作ったコレクションが表示されています(画像だとCNA-Dです)
作成したコレクションにNFTを作っていくので選択しましょう。
続いてNFT化したい画像をアップロードします。
Drag and drop media:NFT化したいデジタルデータをドラッグ&ドロップしましょう。
続いて右側を上から埋めていきましょう。
Collection
- Name:作品名を決めましょう。
- Supply:供給数です。同じ画像で何枚NFTを作るかを決められます。
- Description:商品説明文で日本語と英語併記が望ましいですよ。
- External Link:外部リンクとつながる何かがあれば(例えばXやインスタ)入力しましょう。
- trait:Add traitから自由項目を入力できます(なくてもOK/最大5項目まで)
「Create」を押すと画面が切り替わります。
メタマスクが起動しガス代を求められます。
間違っていた場合は「拒否」を押して戻りましょう。
支払いが完了するとNFTを作成していきます。
無事にNFTが作成できました。
View itemで表示させようとすると以下のようにまだ反映していませんが、時間を改めれば表示されていました。
販売条件を決めて販売開始しよう
最後に作成したNFTに販売条件設定して販売開始しましょう。
ここで決めるのは主に3つ。
まずはStudioに進みましょう。
Studioからコレクション表示したのち、カーソルを「More」に持っていきましょう。
「View collection page」が表示されるのでクリックしましょう。
ウォレット一覧からでもチェックできます
先ほど作成したNFTが表示されますのでクリックしましょう。
販売条件を決めましょう。
「Sell」売りか「Buy」買いかを選択できますが売るので「Sell」を。
続いてリスト(売り場に並べる)点数をセットします。
作成時の枚数を上限としてリスト可能です。
50枚作成したなら50枚まで一度にリストできますよ。
続いて条件を設定していきましょう。
Quick list
- Set α price per item:1枚あたりの販売価格
- Duration:1時間〜最長6ヶ月の間で設定できます
- Creator earnings:デフォルトは10%です。そのままでOKです
決まったらComplete listingを押しましょう。
署名のためにメタマスクが起動します。
リスト後の変更はガス代が発生するため、やり直す場合は拒否してくださいね。
画面が切り替わり今回は5枚分のリストを開始します。
無事に5枚のミントが完了しました。
コレクションページに無事表示されています。
あとは販売ページを告知してセールス活動に励みましょう!
MATICってどうやって入手するの?
結論を先に言うとコインチェックです。
国内大手仮想通貨取引所ではコインチェックのみポリゴンチェーンのMATICが直接購入できます。
ビットフライヤーやbitbankのMATICはイーサリアムチェーンのためNFT取引に一切使えない仮想通貨。
直接今回のNFT作成にも使えるMATICはコインチェックで購入しておきましょう。
\無料開設まで簡単3Step/
完全無料でNFTは作れない?
結論を言うと、Raribleであれば完全無料で誰でもNFT作成が可能です。
OpenSeaがガス代手数料がかかることになったため、大手海外NFTプラットフォームではRaribleのみが完全無料で作成・出品が可能。
審査も不要なため、NFT初心者でも負担なく作成できるのでおすすめです。
【完全無料】RaribleでNFT作成して販売する方法3ステップにて注意点と合わせて解説していますので参考にしてみてください。
OpenSeaのCreate機能を使ってNFTを作成する方法をもう一度見る場合はこちらから戻れます
RaribleでNFT出品するやり方
Raribleを使って無料でNFTを作る方法を解説していきます。
NFTは5ステップで作成可能です。
ひとつずつ順番に解説していきますね。
デジタルデータを用意する
NFT化して販売したいデジタルデータを用意しましょう。
デジタルデータの作り方はこちらの記事でまとめていますので参考にしてみてください。
Raribleにメタマスクを接続する
Raribleにメタマスクを接続しましょう。
もちろん接続するだけなのでガス代などは一切不要。
初回はプロフィール設定を求められますがボックスのチェックを入れてFinish sign upを押せば入力せずに接続できます。
NFTの作成規格を決めよう
作成するからNFTを押して進むとNFTのタイプ選択を求められます。
目的に合わせて選択してください。
作品情報を入力していこう
作品の名前や説明など項目を埋めていきましょう。
注意点は2点
コレクションはRaribleを選択して作成しない
Free mintingをオンにする(デフォルトはオフ)
イーサリアムチェーンで発行する
この3点が守れていれば無料でNFT発行できますよ。
販売条件を決定しよう
最後に販売方法や金額、販売期間を設定しましょう。
上記の設定ができていれば無料でNFT作成できます。
逆に費用が発生する場合は3点のどれかが間違っているのでキャンセルしてやり直しましょう。
【完全無料】RaribleでNFT作成して販売する方法3ステップにてより詳しく解説していますので合わせて参考にしてみてください。
販売・出品の手数料は?
OpenSeaでの出品・販売は以下の費用がかかります。
OpenSea | かかる費用 |
---|---|
NFT出品時 | NFT作成時にガス代が最低2回必要 |
価格変更時 | 値下げは不要、値上げはガス代がかかる |
オークション販売にて落札された時 | 落札金額が1ETH未満の時にガス代が発生 |
オファー購入希望を承諾する時 | NFT送付のためのガス代がかかる |
一方RaribleでのNFT出品・販売は以下の費用がかかります。
Rarible | かかる費用 |
---|---|
NFT出品時 | Free mintingなら無料。使わない場合はガス代がかかる |
価格変更時 | 値下げは不要、値上げはガス代がかかる |
特にOpenSeaは2023年10月3日に大幅変更となり、無料でNFT出品できるという古い情報が残っているのでご注意ください。
どんなものがNFT出品できる?
基本的には上記で解説した通りのフォーマットや容量に対応していればNFT出品が可能です。
プラットフォーム | 対応形式・拡張子(フォーマット) | 対応容量 |
---|---|---|
OpenSea(ERC-1155) | JPG・PNG・SVG・MP4 | 50MBまで |
Rarible | PNG・GIF・WEBP・MP4/MP3 | 100MBまで |
OpenSeaの以前までの仕様では3Dアバターや音楽NFTが発売できましたが、現在のOpenSea機能ではNFT出品できなくなっています。
Thirdwebやエンジニアのプログラム作成によるローンチでないと、NFTとして出品・売買できない点にはご注意ください。
NFT出品での注意点10項目
NFT出品のやり方での注意点は以下の通りです。
- OpenSeaならポリゴンの選択肢もある
- OpenSeaも安泰ではない
- 流行を意識する
- 安く販売開始する
- コミュニティや仲間を作る
- 最初はロイヤリティを考えない
- Giveawayする
- まずは認知獲得を目指す
- Raribleは取引人口の少なさが注意点
- NFT出品がゴールじゃない
それぞれ解説していきます。
OpenSeaでやるならポリゴン(MATIC)がおすすめ
OpenSeaでNFT出品するなら、最初はポリゴンチェーン(Matic)にて作成しましょう。
なぜなら費用がイーサリアム(ETH)の1/100以下で制作でき、失敗しても損を軽減できるからです。
NFTを作ることだけでなく売ることの大変さも経験し、失敗しても最小限の損失に抑えて学習できるのでポリゴン(MATIC)はおすすめ。
まずはNFT出品のやり方を試して覚えていき、NFT作成や販売に慣れてきてからイーサリアム(ETH)にチャレンジしましょう。
最新版OpenSeaでNFTの出品・作成をたった10円でやる方法にまとめていますので参考にしてみてください。
OpenSeaも安泰ではない
OpenSeaは2023年12月現在までのところ、世界最大級のNFTマーケットプレイスですが今後大きく変化する可能性があります。
NFT取引が拡大するきっかけとなった「ロイヤリティ」を強制徴収の形から、NFT売却者の任意に変更すると表明したから。
自ら負担増となるロイヤリティを進んで払う人はいないことから事実上のロイヤリティ排除とみられ、このまま行くと2024年2月からはロイヤリティがほぼなくなります。
一方でロイヤリティを守ると表明しているRaribleやMagicEdenといったプラットフォームもあるため、今後ロイヤリティを中心に取引所が二極化していくものと見られています。
他のマーケットプレイスにもなれておくことをおすすめします
流行を意識する
NFT作成の段階で意識することですが、NFT出品したい作品を作るのではなく市場が求めているものを作成しましょう。
売りたいもの・作りたいもの=市場が必ずしも求めているものではなく、求めていないものならば売れる確率が下がるからです。
2023年12月までに流行したNFTは以下の通り。
- 可愛い・かっこいい女の子のイラスト
- 動物の擬人化
- ドット絵
- PFP(ProFile Picture:SNSアイコン型)
流行になっていない風景画や車などのアートを頑張って出品しても販売確率を下げているだけ。
市場で何が求められており何が売れているのかを分析し、その流行に合わせた作品を出品するのが大事ですよ。
安く販売開始する
NFT出品でやりがちな失敗として初期販売価格を高くつけ過ぎてしまうことが挙げられます。
0.05ETH〜0.1ETH(約1.6万〜3.2万)の値段設定を見ますが、まず売れません。
見ず知らずの作者が書いた作品にいきなりそんな金額出せますか?
最初に行うのは出品したNFTを購入してもらうことであり、NFT出品販売で稼いでいくのは後。
最初は安く価格設定(0.001〜0.003ETH)し、売れたという実績を積み上げていきましょう。
コミュニティや仲間を作る
NFT出品して稼いで行きたいなら、コミュニティや仲間を作るのが成功への近道となります。
仲間やコミュニティの存在は「見込み客」である以上に、さまざまな問題解決や情報拡散の手伝いをしてくれるから。
例えばCNPやNEO STACKEYは強力なコミュニティの存在があり、NFTコレクションの買い支えや情報拡散にもつながっています。
仲間・コミュニティ形成できれば強力な後ろ盾となるほか、情報拡散もしやすくなり良い好循環が生まれていきますよ!
最初はロイヤリティを考えない
NFT出品する際に誰もが頭によぎる「ロイヤリティ」収益ですが、最初のうちは全く当てにしないようにしましょう。
上記でも触れたように、NFT界で無名の作者である作品を買おうと思ってくれる人はごく一部の人に限られているからです。
そのためロイヤリティ収益を最初から計算に入れていると、うまく展開できないばかりか運営資金のショートも考えられます。
まずは認知度獲得に全力を尽くし、ロイヤリティ収益を計算に入れて展開しないようにコツコツ作品作りしていきましょう。
Giveawayする
作品をGiveaway(無料プレゼント)するのも非常に有効な販売促進のひとつです。
Giveawayで欲しい人が多くなれば作品に対して好印象ですし、一方で少なければ拡散力が弱い・作品の魅力がないなどの問題点が分かるからです。
Giveawayは市場マーケティングにも、認知獲得にもつながる一石二鳥となる大変有効な施策。
NFTを自らトランスファー(送付)するためガス代を必要とし実質赤字となる施策ですが、効果は絶大のためチャレンジしてみましょう。
NFTのGiveawayを3つの要点でハックする|企画者はここを見るにてやり方などまとめていますので参考にしてみてください。
まずは認知獲得を目指す
NFT出品する前からクリエイターとして発信し、作品や自身の認知を獲得していきましょう。
繰り返しになりますがNFT界では無名の新人クリエイターであり、どんな作品を描く作者なのか?を知ってもらうことが先決です。
最初に認知してもらえなければ作品に触れてもらえませんし、当然ですが購入にも繋がりません。
稼ぐのは後回しにし、まずは認知獲得を目指した行動を積み重ねていきましょう。
より具体的な施策は今からでも遅くない!NFTアートで稼ぐ2パターン攻略と失敗回避法を参考にしてみてください。
Raribleは取引人口の少なさが注意点
Raribleは完全無料でNFT出品できる反面、NFT取引人口はOpenSeaに比べて少ないのが難点です。
実際にOpenSeaと比べてみると、差は歴然。
もちろん上記で解説してきた通り、ロイヤリティ問題からOpenSea離れが加速しRaribleに流れてくる可能性も十分考えられます。
現状Raribleでメインコレクションを展開するなら、きちんと購入見込み者を引っ張って来ないと販売は難しいでしょう。
NFT出品がゴールじゃない
NFT出品は本記事で紹介した方法から出品できるものの、出品したら必ず売れるものではありません。
誰でも簡単に出品できるため作品やライバルが多く、あっという間に埋もれていくからです。
特に最初のうちはNFT出品するまでが大変なため、出して一定の満足を得てしまいそのまま放置となりかねません。
NFT作品を作れたなら、しっかりとセールスマーケティングして売る努力を惜しまないようにしていきましょう。
NFT出品のやり方によくある質問
最後にNFT出品のやり方に関するよくある質問をまとめました。
- NFTアートの欠点は何ですか?
- NFT?オワコンでしょ?今からは遅すぎでしょ?
- NFTアートでの稼ぎ方は?
- NFTアートはどうやったら売れる?
- NFTの出品料はいくらですか?
- NFTアートの日本人ランキングは?
- NFTを始めるには何が必要ですか?
- NFTアートが売れた時はどうなりますか?
- NFTゲームでいくら稼げますか?
事前に疑問点を解消しておきましょう
NFTアートの欠点は何ですか?
NFTアートの欠点は以下の通り。
- 購入までのハードルが高い
- 価格が常に変動している
- すぐに現金化できない
- 取引人口(特に国内)が少ない
- 詐欺やハッキングの危険性が常にある
- 税金関係の計算が非常に大変
もちろん時間が解決してくれるため、このまま欠点がずっと残っていくことはありませんよ。
NFT?オワコンでしょ?今からは遅すぎでしょ?
結論を先に言うと、今から始めるのは遅すぎずむしろ早期参入者として恩恵が得られます。
なぜなら今後市場拡大が確実なNFTですが、投機筋が抜けて値下がりしているNFTアートを安く購入できるから。
NFTは国家施策にも組み込まれており、世界的イベントでもNFT技術は使われるため爆発的に増えることが予想されます。
まだ1.7万人前後しか取引していないと言われる国内NFT取引者に今のうちになっておけば、市場拡大の大きな波に乗れますよ!
NFTアートでの稼ぎ方は?
NFTアートでの稼ぎ方は主に2つの方法が挙げられます。
- NFTアートを作って販売する
- NFTアートを転売して稼ぐ
どちらも一長一短あり、人によって向き不向きがあります。
今からでも遅くない!NFTアートで稼ぐ2パターン攻略と失敗回避法にて詳しく解説していますので参考にしてみてください。
NFTアートはどうやったら売れる?
NFTアートを売るための対策として以下の方法が挙げられます。
- 初期価格を抑えて安価で販売する
- NFTにおける流行を把握しておく
- コレクションのテーマはひとつに絞る
- 販売告知をコツコツ行う
- ユーティリティを準備する
具体的な対策方法はNFTアートが売れないを突破する8つのヒント【NFT初心者OK】にてヒントをまとめていますので参考にしてみてください。
NFTの出品料はいくらですか?
NFTの出品料はかかりません。
NFT出品でかかる費用は基本的にガス代のみ必要となります。
Raribleでは誰でも無料でNFT出品できるためおすすめです。
なおガス代はガスナウの数値が高く赤色が濃い時が高騰サインなので、うまく避けて取引しましょう。
NFTアートの日本人ランキングは?
どこの基準をどの段階で定めるかによっても見方が変わってきますが、国内NFTランキングは以下の通り。
- 村上隆氏:Murakami Flowerシリーズ(Official・Seed)
- 株式会社バケット:CNP(CryptoNinja Partners)
- 草野絵美:Shinsei Galverse
そのほか日本の人気NFTを4ジャンルに分けてランキング形式で紹介にて解説していますので合わせてチェックしてみてください。
NFTを始めるには何が必要ですか?
NFTを始めるには以下の3つが必要です。
- 仮想通貨取引所
- 仮想通貨
- メタマスク
NFTを出品したい場合は追加でデジタルデータの準備が必要となります。
NFTアートが売れた時はどうなりますか?
NFT転売でもオリジナルNFT出品でも、出品していたNFTアートが売れても特にやることはありません。
マーケットプレイス側で自動処理してくれ、NFTと仮想通貨のやり取りを自動で行ってくれるからです。
たくさん売れて20万円以上の利益を得た場合は納税が必要となるため、注意しましょう。
ちなみに自動で受け渡しが行われるシステムを、スマートコントラクトと呼びます。
NFTゲームでいくら稼げますか?
結論を先に言うと、NFTゲームでは2023年12月現在のところほとんど稼げません。
なぜならNFTゲームとしてローンチされ実際に収益を上げているゲームがまだないから。
さらにAppleはNFTに対して否定的な態度をとっており、NFTが絡むアプリはリリースすらできない状況。
そのためNFTゲームに投資するのは非常にハイリスクなため、今の段階では慎重に見極めるべきでしょう。
なぜAppleが否定的だとNFTゲームで稼げないのか?は以下で補足しますね
NFTゲームが稼げない理由
AppleがNFTを認めていないことで、稼げるゲームが出てきていません。
世界のゲームはPS5などのハード機でもパソコンゲームでもなく、モバイルゲームが50%のシェアをとっているから。
今後より一層モバイルゲームが台頭していくとみられ、モバイルゲームがさらに普及するためにはアプリ化が必須。
しかしAppleがNFTを認めておらずリリースすらできない現状のため、2023年12月現在の段階ではNFTゲームで稼ぐのは時期尚早と見られています。
NFT出品のやり方は簡単で誰でもできる!
本記事の要点をまとめます。
- NFT出品のやり方は大きく4つある
- NFT出品はほとんどの場合自分でできる
- プラットフォームのシステムを使えば比較的簡単に出品できる
- NFT出品に必要なものは4つ
- デジタルデータはアプリやソフトで作ろう
- NFT出品可能アイテムはプラットフォームによって異なる
- 販売・出品費用は出品方法やプラットフォームによって異なる
- まずは経験を積み重ねていくのが大事
- 失敗しても費用が抑えられるポリゴン(MATIC)を活用しよう
OpenSeaやRaribleのプラットフォームが備えているNFT作成機能を使えば、比較的容易にかつ安価にNFT出品ができるようになっています。
特に今後世界的イベントでNFTが使われると、注目度が一気に高まり急速に市場拡大していくことが予想されます。
いち早く市場参入して認知獲得しておき、来るべき大波に備えておきませんか?
やらずに後悔するなら、やってみて後悔しないようにしてみましょう!